ファッションとしてはもちろん、確かな品質も備えた本格眼鏡。鯖江の老舗から世界の有名メゾンまで圧巻の1000本以上の最新フレームを1冊に網羅した『本格眼鏡大全 2024』が発売中。その中身を一部ピックアップしてご紹介する。
XIT(エックスアイティー)
装う楽しさを教えてくれる遊び心にあふれた眼鏡
XITは、フランス・マルセイユを拠点にしているブランドだ。2012年に、前身の「Eye’DC(アイディーシー)」より改称。その活動期間は長く、ハウスブランドの礎を築いた存在のひとつといっても過言ではないだろう。
ブランドコンセプトは、「世の中にあふれている平凡でつまらない眼鏡に対するアンチテーゼ」。デザイナーのベレット氏はアイディーシーの初期からチーフデザイナーとして活動し続け、今もブランドのコンセプトを貫き続ける。氏はこれまであまり眼鏡に使用されたことのない素材や技術を採用し、固定観念にとらわれることなく斬新なデザインを生み出してきた。たとえば、近年のコンビネーションモデルに見られる、カラフルなメタルとプラスチックの絶妙な色合わせもそのひとつ。遊び心のあるシェイプと融合し、ほかにはない存在感を放っている。また、ブランドのコンセプトを象徴するのが、下記の「C006」に代表される左右非対称のデザイン。丸と四角のレンズシェイプにXITらしい遊び心が感じられ、掛けている人はもちろん、周囲の人も楽しい気持ちにさせてくれる。
あふれる創造力により生まれる、時代に左右されない独自のデザイン。これこそがXITの揺るがぬ魅力なのだ。
XIT(エックスアイティー)
BRAND INFO
創業年/2012年
創業者/ライオネル・ベレット
現在地/フランス
問い合わせ先/トゥーランドット
TEL:06-6442-4060
ブランドの特徴
1. 斬新なデザインを生み出す独自の感性と高度な手腕
2. 新しい製法にトライし唯一無二のデザインを開発
3. 表情を明るく見せる鮮やかなカラーリング
デザイナー
ライオネル・ベレット
ブランド創設期からデザインを担当。そのポップで斬新なデザインからは想像ができないほど、シャイで温厚な人柄なのだそう。フランス文学を愛し、詩をデザインに取り入れたことも。