2022年に刊行された『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』の第2弾として、「複雑時計編」が発売となった。本書ではここ数年ブームが続いている複雑時計に絞って、その魅力的な機能や難解に動く「しくみ」を、とにかくわかりやすく解説。奥が深いさまざまな複雑機構のしくみをご紹介しよう。
複雑時計を作る天才時計師たち
いつの時代も、画期的な時計、そして画期的なメカニズムは「天才」と呼ばれる時計師の頭の中から始まる。現代の天才時計師は、これまでの偉人たちの仕事に最大の敬意を払いつつも、自分だけのオリジナリティを加えたかつて見たことのない超絶機構で時計ファンを楽しませる。
フィリップ・デュフォー
Philippe Dufour
たったひとりで超複雑時計を作る個人作家
時計学校卒業後は大手時計メーカーに職を得たこともあったが、「自分の名を刻んだ時計を作りたい」との思いから、独立。やがて「グラン・ソヌリ」を完成させ、1992年のバーゼルフェアで初めて発表した。さらに1996年には、2つのテンプをもつ「デュアリティ」、2001年には「シンプリシティー」を発表。ムーブメントのネジから歯車、地板にいたるまですべて自分で磨き上げるという完璧主義に徹した姿勢は、まさに孤高の天才時計師と呼ぶに相応しい。
もっと知りたい方はこちら!
『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ【複雑時計編】』
定価:2,420円(税込)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
購入は
こちら