2022年に刊行された『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』の第2弾として、「複雑時計編」が発売となった。本書ではここ数年ブームが続いている複雑時計に絞って、その魅力的な機能や難解に動く「しくみ」を、とにかくわかりやすく解説。奥が深いさまざまな複雑機構のしくみをご紹介しよう。
複雑時計を作る天才時計師たち
いつの時代も、画期的な時計、そして画期的なメカニズムは「天才」と呼ばれる時計師の頭の中から始まる。現代の天才時計師は、これまでの偉人たちの仕事に最大の敬意を払いつつも、自分だけのオリジナリティを加えたかつて見たことのない超絶機構で時計ファンを楽しませる。
ルードヴィッヒ・エクスリン
Ludwig Oechslin
ユリス・ナルダンの驚異の天文時計を製作
大学時代に時計の製作技術や時計学理論を学んだルードヴィッヒは、バチカンの天文振り子時計を修復するなど、時計学理論にあらゆる学問を取り入れた時計製作に没頭。また、ユリス・ナルダンの社長シュニーダー氏の依頼によって、1985年、驚異の天文時計「ガリレオガリレイ」を完成させる。この革新的モデルの登場により、機械式時計の再ブームが起こる。さらに、1988年、1992年に天文時計の第2弾、第3弾も発表。GMT±機構の特許も取得している。
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『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ【複雑時計編】』
定価:2,420円(税込)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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