“5つの異なるバリエーションの時計で装いを楽しむ”
今、使える新作腕時計 3Weeks着回しBook
2023年も魅力的な新作時計が多数登場した。中でも、より今のファッションと相性のいい時計を5つのジャンルから選出し、本誌読者の3週間を想定したコーディネートと合わせてみた。時計は装いを仕上げる最後のピースであることを改めて実感してほしい。
DAY_3〈 wed. 〉
今度プロジェクトを一緒にする会社へ挨拶に。ジャケットもタイも柄が効いていて、ちょっと派手だったかとも思ったが、先方の部長とは長い付き合いで、何度も酒席を共にした間柄。このくらい格好のほうが、むしろ面白がってくれるだろう。そもそも腕には端正なグランドセイコーがある。けっして華美な印象にはならないはずだ。
【 時計はドレス3針 】
GRAND SEIKO(グランドセイコー)
SBGW305
グランドセイコーらしい端正さはそのまま、柔らかな丸みを帯びた文字盤に針の先端を沿わせ、風防もボックス型とするなど、随所にクラシッなディテールを取り入れた新作。中列のコマを細かく柔らかなものとした往年のメタルブレスレットの復活も、小ぶりのケースサイズとぴったりマッチし、ヴィンテージGSのような趣も。自動巻き。径37.3mm。SSケース&ブレスレット。71万5000円(セイコーウオッチお客様相談室/グランドセイコー)
【 使用した服は 】
カルーゾ × シップス
ツイードジャケット
かつて定番展開されていたワイドラペルの「AIDA」というモデルを復刻別注。男性的かつクラシックな見た目だが、着心地は軽くアップデート。18万4800円/(シップス 銀座店)
インディビジュアライズド シャツ
キャンディストライプBDシャツ
生地はブランドの定番の厚手オックスだが、1960年代のヴィンテージ生地をモチーフに、アイボリーベースに幅広のグリーンストライプを配した。3万3000円(メイデン・カンパニー)
ユーゲン
2プリーツトラウザーズ
前からは細身だが、横からはワイドなシルエットで1980年代DCブームの頃のイメージ。ハイウエストで腰まわりをフィットさせるデザインも当時のスタイルだ。4万6200円(イデアス)
[MEN’S EX Winter 2024の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み。