俳優・前川泰之が「AP LAB Tokyo」で時計作りの本質に迫った

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東京・原宿にオーデマ ピゲがオープンさせた「AP LAB Tokyo」が話題だ。ここは、機械式時計の仕組みや、メゾンの精緻な時計作りを楽しく学ぶことができる体験型の施設。今回その「AP LAB Tokyo」に、俳優・前川泰之が来訪。彼のコメントを交えつつ、ユニークな試みの全容を紹介してみたい。

オーデマ ピゲの世界初となる“学んで体験できるエデュテインメント施設”が誕生

学べるコンセプトストアが誕生
高級ブランドの路面店が居並ぶ東京・原宿の表通りから少し入ったキャットストリートエリアに、「AP LAB Tokyo」はある。特徴的なブロンズ色メッシュの外壁が目を引き、オーデマ ピゲの新たなブティックができたと勘違いする人もいそうだ。スーツ15万2900円/タリアトーレ(トレメッツォ) ニット4万2900円/ドルモア(バインド ピーアール) 靴3万9600円/ジャブスアルキヴィオ(エフイーエヌ) 靴下〈スタイリスト私物〉

前川泰之

1973年東京生まれ。2005年に俳優デビュー。以降、人気のドラマや映画など話題作に多数出演。近年の主な出演作としては、NHK大河ドラマ『真田丸』をはじめドラマは『半沢直樹』『3年A組』『テイオーの長い休日』『おとなりに銀河』に出演。映画では、『天空の蜂』『おそ松さん』『シャイロックの子供たち』などに出演している。

「AP LAB Tokyo」では、基本的に時計の販売はせず、時計の展示も一切ない。ここは、ゲームや時計作り体験を楽しみながら、オーデマ ピゲや機械式時計に対する理解を深めることができる、ブランド初の“エデュテインメント”施設。時計業界としても他に例を見ないユニークな試みだ。

ご存じの通り、いま高級時計市場は活況だ。中でも1875年にスイスのル・ブラッシュで誕生し、今もなお創業者一族による独立経営が続けられる稀有な時計ブランド、オーデマ ピゲの時計は、世界中で凄まじい人気を博している。「ロイヤル オーク」や「ロイヤル オーク オフショア」、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」といった看板コレクションの主力モデルに至っては、多くが入荷待ちの状態となっている。

一方で、若者たちの時計離れはますます深刻だ。スマホをはじめ時刻を確認できる道具はいっぱいあるのに、なぜ高価な機械式時計を求める人が存在するのか、理解できないという声も聞く。

だからこそオーデマ ピゲは時計界を牽引するものの責務として、“エデュテインメント”施設「AP LAB Tokyo」をオープンするというという新たなチャレンジを行ったのだ。ここを訪れたゲストは、機械式時計に人類の叡智が詰まっていることを知り、オーデマ ピゲの時計がなぜ少数しか生産できないかを理解することができる。

その果敢な試みは反響を呼び、2023年7月にオープンしたばかりながら、オーデマ ピゲのファンや時計愛好家、さらに初心者まで、連日たくさんの人が訪れている。 もちろん入場料や体験料は一切無料。どのような体験が待っているのか、以下リポートしてみよう。

時間、素材、機構、音、天体。ゲーム感覚で時計の知識を深める

素材当てゲームではメゾンの巧みな加工技術がわかりました

AP LAB Tokyoはふたつのフロアに分かれており、メインフロアとなる1階はゲームスペース。ここでゲストは、まず「レベル1」にトライする。具体的には「時間」「素材」「機構」「音」「天体」をテーマにした5つのゲームに挑戦し、高級時計に関する知識を深めるとともに、オーデマ ピゲが有する歴史や職人技について学ぶという趣向だ。前川さんは、砂時計を使って現実の時間と自分の時間感覚とのズレを確認する「時間」のゲームから順にトライしていった。

「“学ぶ”といっても堅苦しいところは全然なく、ちょっとしたエンターテインメントを楽しんでいる感覚ですね、なのに時計やオーデマ ピゲについて自然と詳しくなるのがいい。スタッフの方が丁寧に案内してくださるのも好感を持ちました」(前川さん)

ゼンマイの力をどう伝えどう制御しているのか学べたのは大きい

ゲームの中でも、前川さんがとくに面白かったというのが「機構」のコーナー。ここでは機械式時計の輪列構造を再現したパズルを組み立てる。

「ちゃんとした順番で組み立てないと歯車が回らず、かなり四苦八苦しましたが(笑)、時計がどのようにゼンマイの力を歯車で伝達し、制御しているのか、あらためてよくわかりました。これって意外と知らない人が多いんじゃないでしょうか」(前川さん)

これをギュッと凝縮したものが腕時計のムーンフェイズなんですね

「天体」のコーナーでは、縁に1年間のカレンダーを示した円卓があり、その上に大きな天体模型がディスプレーされていた。天体模型は、円卓のハンドルを回すと、地球の公転と自転、月の公転などを正確に再現しながら盤上を巡る精巧な構造。後の壁には月の満ち欠け(月相)の図が描かれており、ゲームは、スタッフがライトを当てた月相となる位置に、この模型を動かしていくというものだった。

「これも知的好奇心がくすぐられるゲームですね。月相については子供の頃に理科の授業で習ったはずなのに、なかなか難しかった。オーデマ ピゲは、ムーンフェイズ搭載の永久カレンダーなど、天体の運行を再現する複雑時計が昔から得意と伺いました。つまりこの模型をギュッと凝縮したようなものが時計の中に入っているわけですよね。素晴らしく高度な技術を持ったブランドなんだなと感服しました」(前川さん)

サテン仕上げ、ペルラージュなど高級時計造りに用いられる職人の技を体験

高級時計造りに用いられる職人の技を体験

1階の「レベル1」の5つのゲームをすべてクリアしたゲストは、2階の「レベル2」に進む。ここには本社工房の設備が再現されており、オーデマ ピゲの技術者たちが実際に行う、サテン仕上げやペルラージュなどの装飾技法を体験できる。

前川さんは「ロイヤル オーク」の特徴である八角形ベゼルに“ペルラージュ装飾”を施す作業に挑戦。専用工具を当てていくと、表面に独特の模様が刻まれていく。

「とても集中力を要する作業で、いい緊張感を味わえました。オーデマ ピゲのスイスのアトリエで働く技術者さんたちと同じ白衣を着用し、時計師気分が味わえるのもいいですね。時計好きの方にとっては、得難い体験となるのではないでしょうか」(前川さん)

ロイヤル オークのケースの組み立て

この「レベル2」で「ロイヤル オーク」のケースの組み立てなども体験できるが、さらに高度な作業を望む人は、再予約することで「レベル3」に進むこともできる。そこで行うのは、文字盤の針止めや、ムーブメントの組み立て工程の一部など。オーデマ ピゲのムーブメントに直に触れる機会など、オーナーでもなかなかないはず。時計好きならぜひ挑戦してみるべきだ。

「じつはあまり時計のメカニズムなどには興味がありませんでしたが、今回『AP LAB Tokyo』を訪れたことで、より機械式時計の素晴らしさを深く理解できた気がしています。オーデマ ピゲのファンに限らず、時計に少しでも興味を感じている方なら、一度訪れるべき価値のある場ではないでしょうか。原宿という立地にもかかわらず、基本的に予約制なので、ゆっくりと各プログラムを楽しめるのもいいですね」(前川さん)

機械式時計の価値を正しく伝え、その文化を次世代に着実に継承するために誕生した「AP LAB Tokyo」。原宿界隈を訪れる予定があるのなら、新しいエンターテインメントを楽しむ感覚で、スケジュールに組み入れてみてはいかがだろう。

AP LAB Tokyo

学べるコンセプトストアが誕生

住所/東京都渋谷区神宮前5-10-9
営業/11:00〜19:00
来店予約はこちらの専用サイト(入場は予約優先、予約無し入場も可能)
入場無料
問い合わせ先/03-6633-7000

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VOL.341

Spring

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