シャンパーニュとアートの意外な関係とは?

bool(false)
Facebook
Twitter
友だち追加

“世界環境”を大切に考える作り手たちの共通点
「シャンパーニュとアート」は実は好相性だった!

「森」を表現したカードボード製のハイレリーフとルイナール
「森」を表現したカードボード製のハイレリーフとルイナール。生物多様性や自然を大切にする思想をかきたてる。

世界最古のシャンパーニュメゾン「ルイナール」は、長年、アーティストとのコラボレーションプログラムを実施してきた。今年のアーティスト作品から、シャンパーニュとアートの関係を紐解く。

ルイナール×世界的アーティストのコラボレーション
「カルト・ブランシュ」とは?

“素晴らしい品質のシャンパーニュを作ることは、1つのアートである”という思いから、ルイナールは1729年以来、芸術の再解釈を通じ、その歴史を刻み、称えてきた。2008年以降は現代アーティストを、思想や活動の完全な自由を意味する「カルト・ブランシュ」に招いている。

2023年のアーティストに選出されたエヴァ・ジョスパンは、厚紙やボール紙などのありふれた素材に敬意を表しながら、歴史とノウハウを継承することを信条としている。

プティ シェドゥーヴル
カードボードを彫刻した「プティ シェドゥーヴル」(⼩さな傑作)。シャンパーニュのテロワールをミニチュア化したような本作品は、⾃然の⾵景とルイナールの⽩亜の地下セラーを想起させる。 シェドーヴル©EVA JOSPIN
カルモンテル
画家・製図家のルイ カロジス カルモンテル(1717-1806)から名をとった作「カルモンテル」。2本のスプールの間にロール紙を張って仕上げられ、ルイナールの史跡とモンターニュ ド ランスを想起させるパノラマを表現。 カルモンテル©EVA JOSPIN

地下の世界に魅力を感じていたエヴァは、ルイナールの白亜質のセラー「クレイエル」を訪れ、その根や深さ、地層に魅了され作品を制作。

その作品はテロワールとそのノウハウを呼び起こし、土地の多孔性・土壌・根・空とワイン醸造を複雑につなぐ架け橋となり、1本のルイナールのボトルへとつながっていく。

訪れた白亜の洞窟をイメージソースに
訪れた白亜の洞窟をイメージソースに。
浮き彫り地図に着想を得たレリーフ作品
浮き彫り地図に着想を得たレリーフ作品。

手間と時間をかけて忍耐強く作品を作っていくプロセスは、独自のノウハウで発酵を繰り返していくシャンパーニュ作りとも共鳴するのだ。

エヴァ・ジョスパン

Eva Jospin(エヴァ・ジョスパン)さん
1975年パリ生まれ。パリ国立高等美術学校で古典絵画を学び、2002年に卒業以降、大きなカードボードを丹念に彫刻し、どんどん巨大な森を創造していくスタイルを確立。


一覧はコチラ: 【シャンパーニュ講座】知っておけば格が上がる!教養としてのシャンパーニュ



[MEN’S EX Summer 2023の記事を再構成]

2024

VOL.341

Spring

  1. 1
LINE
SmartNews
ビジネスの装いルール完全BOOK
星のや
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
pagetop