高い=高級ではない! 名⾨スイス製からお馴染み国産時計まで、30万円以下*で買える傑作時計150本超を掲載した絶賛発売中のムック『U(アンダー)30万円で一生使える傑作腕時計150』。その中身をピックアップしてご紹介。
*税抜き・2022年9月現在
【U30万円なのに一生楽しめる】
ムーブメントの鼓動を感じる
オープン&スケルトン
文字盤の一部に開口部を設けた“オープン”と全開の“スケルトン”。どちらもU30万円にして、その複雑な内部機構が見える今トレンドのデザインだ。
近ごろカジュアルから高級ブランドまでが幅広く取り入れ、時計の一大トレンドとなっているオープンデザイン。伝統的なスケルトンのように文字盤全体をオープンにするのではなく、一部に開口部を設けて、ムーブメント中枢のテンプの動きを文字盤側から見せるのがミソだ。一方、スケルトンにしても最近はクラシカル一辺倒にはせず、独自に工夫を凝らしたモダン仕様が増えている。
このオープンデザインは意外に歴史が浅く、1990年代半ばに初めて採用したのがフレデリック・コンスタントの「ハートビート」である。新作では12時位置の開口部から心臓部の鼓動を感じる、不変のスタイルを味わうことができる。
シンプルだからこそ際立つテンプチラ見せオープン
ラドー
トゥルー シークレット
ムーブメントが覗けるミニマルデザイン
グリーンからダークカラーへと色合いを変える文字盤に3針のみを装備。その12時位置にオープンワークを施し、テンプなどの内部機構が見えるスタイルに仕上げた。自動巻き。径40mm。セラミックケース&ブレスレット。5気圧防水。
価格:26万9500円
問:ラドー/スウォッチ グループ ジャパン
TEL:03-6254-7330
\ ココからひげゼンマイが見えます! /
ラドーの「トゥルー シークレット」も12時位置にオープンデザインを採用。こちらはグラデーション仕様のグリーン文字盤に3針のみを備え、余計な装飾性を排すことでオープンが際立つシンプルデザインに仕上げた。また、セイコー プレザージュでは、独特の藍墨色の文字盤に麻の葉模様を刻み、9時位置にオープンを設置して日本の伝統美とトレンドを融合。このように、さまざまなオープン仕様のモデルがU30万円には揃っている。