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【森 万恭のライフフォト・エッセイ】#白でない白とガラス彫刻

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デザイナー/フォトグラファー【森 万恭のライフフォト・エッセイ】
気に入っている物を纏うこと、使うこと。

実は“こだわり”と言う言葉があまり好きではない。偏愛的な? マニアックな? と言うイメージが先行してしまい、なぜ? どうして? と問われても説明が難しいからだ。それよりも気に入っている……好きだ……と言ってしまった方が話が早い。気に入っている物を纏っているとワクワクし、少々自信も備わる。そして好きな器で食すれば、さらに美味しく感じ、好きな道具を使えば扱いも仕事も丁寧になる。言わば良いこと尽くめで日常も豊かになる。

オールドノリタケのティーカップとソーサーサンルイのシャンパングラス
オールドノリタケのティーカップとソーサー、サンルイのシャンパングラス

白ではない白とガラス彫刻

琺瑯好きでキッチンシンクもバスタブや水差しも、また写真現像用のトレーまで琺瑯製を愛用しているが、ベースは鉄などに釉薬を塗っているので非常に硬い。従って食器などもすぐ割ってしまうので上等なものは所有しないようにしているが、それでも堪らず手元に置きたいカップ類も出て来てしまう。普段はコーヒー党だが、ミルクティーも好きなので専用のものが欲しくなり頭の片隅に置いていたが、目があった次の瞬間に(カップに目はないが)購入していた。色柄、形状、共に好みが決まっていて探していた訳ではない。探していたものが分かった瞬間で、思い返せば同じような感覚で手元に置いたものも多々あるなと。精通されている方を差し置いては語れないが、骨灰を混ぜた白ではない白の色や磁器の質感が堪らない。これで飲む紅茶はいっそう美味しく感じ、また気分良く飲めるようにお茶の淹れ方も丁寧になる。そしてうっとりと眺めている。

シャンパングラスも同様で、これは大分昔にパリで購入しシャンパンを飲む際に愛用していた。と言うのも近年は家では全く飲まなくなり、水や炭酸水を飲む際たまに使っている。ワイングラスなどは琺瑯シンクにぶつけて何個割ったかわからないが、これはそうはならないよう、丁寧に扱っている。すべてはひと時の時間を気持ちよく過ごすためだ。

【 Photo & Story 】

デザイナー/フォトグラファー 森 万恭氏

森 万恭さん
Kazuyasu Mori
東京・新宿生まれ。1977年にベイクルーズの立ち上げに参加。その後、退職するが復職後、エディフィス、エクアション パーソネルなどのブランドを手掛ける。’98年に(株)ワールドと契約しドレステリアを立ち上げ、服のデザイン、ショップの内外装設計や家具デザイン、バイイングコーディネート等を手掛ける。“最後は写真……”と決めていて2016年に契約を破棄し現在は写真家として活動する傍ら、アパレルデザイン、インテリアデザインも継続。好きな言葉は「丁寧」。ワイルドフラワーをこよなく愛す。ポケットビリヤードA級・スリークッションビリヤード4段、ヴィンテージ・ビリヤードキューのコレクター。
Instagram / @mori_photography


[MEN’S EX Autumn 2022の記事を再構成]

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