服飾業界でもファンの多いドレイクスはどのように作られるのか。4つの質問をしてみた。

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マイケル・ヒル氏

濃厚なトラッドテイストを薫らせながら、極めてモダン。いまや英国を代表するトータルウェアブランドに進化したドレイクス、そのキーパーソンの頭の中を覗いてみたい!そんな思いのもと、ディレクターのマイケルに様々な質問をぶつけてみた。

ドレイクスのコレクションを作るうえで、最も重要視していることは?

デザインに関してはシーズンによって変わりますが、常に最重要と考えるのはサプライヤー(生地メーカーやファクトリー) たちとの関係です。彼らを大切な仲間と捉え、関係を構築することがクリエーションの礎なのです。



英国人デザイナーとして、英国トラッドをどう継承していますか?

もちろん英国の伝統は私にとって大切なエレメントです。しかしながら、それは形式どおり受け継ぐものではないと考えています。つまるところ、自分が英国人であるということそのものよりも、英国人として何を表現するかが重要だと思うのです。ドレイクスはそういった意味でブリティッシュの継承者だと自負しています。



イギリス以外の国からインスピレーションを受けることはありますか?

もちろんあります。私がドレイクスに入社した翌々日、グローブ・トロッターのスーツケース4個に荷物を詰め込んでポルトガルへ行ったことは今でも鮮明に覚えています。海外からのインスピレーションは極めて重要であり、イタリア・フランス・アメリカの東海岸・そしてもちろん日本からも大きな影響を受けています。



今季のドレイクス・コレクションから、お気に入りを3つ選ぶなら?

まずは、「ゲーム・スーツ」と名づけたイタリア製のセットアップ。いくつかのデザインバリエーションがあるのですが、こちらは「マークⅣ」というモデルです。

ゲーム・スーツ

素材はコットン×ヘンプで、うっすらトーンがついたエクリュカラーです。結婚式やパーティ、リゾート地で過ごす夏休みにもぴったりです。

太幅のストライプシャツ

太幅のストライプシャツは、サマセットにある我々の自社ファクトリーで生産したもの。昔ながらの手作りを貫いています。白蝶貝製のボタンなど、ディテールまで凝った一着です。

ローファー

そしてもうひとつ、ノーサンプトン製のローファーもおすすめです。日本製の赤耳つきジーンズと非常に良く合いますよ。※紹介したアイテムはhttps://www.drakes.comで購入可能。



[MEN’S EX Summer 2022の記事を再構成]

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