ニューノーマルなビジネススタイルに
軽快にまとえるハイスペックダイバーズ
200mもの防水性能があれば十分本格ダイバーズウォッチと呼べるが、技術力に定評ある名門各社は昔からそれを大幅に超える領域で防水性能を競い合い、ついには1000m防水超でなければハイエンドモデルと呼べない時代に突入しようとしている。
普段使いするには明らかにオーバースペックだが、超高防水を叶えるガシッとマッシブなケース構造は腕元を男らしく演出する効果も絶大。
タグ・ホイヤーの新作のようにデザインと色に個性ある1本を選べば、ニューノーマルなスタイルに、大人の洒脱さを添えるアクセントとしても機能してくれるだろう。
CITIZEN(シチズン)
シチズン プロマスター メカニカル ダイバー200m
1977年誕生当時のレトロ感を現代的にアレンジ
フジツボに覆われるほど長く海中にありながら、ムーブメントも機能した──タフな伝説を持つダイバーズウォッチ「チャレンジダイバー」が、「プロマスター メカニカル ダイバー200m」として現代に蘇った。サファイアガラスは外周を削りアクリル風防調とし、ストラップは格子柄で、レトロな雰囲気に。
EDOX(エドックス)
スカイダイバー ネプチュニアン オートマティック
精鋭パラシュート部隊へのオマージュ
「スカイダイバー」は、かつて製作していたスイス軍パラシュート部隊向けモデルを規範とする。こちらは1000m 防水ダイバーズの新色で、深みのあるネイビーワントーンでシックに仕上げた。
MONTBLANC(モンブラン)
モンブラン 1858 アイスシー オートマティック デイト
ブランド史上、初のダイバーズ登場
独立したコレクションとして、またISO6425規格に準拠した本格派としてもブランド初のダイバーズ。モンブランの北壁に広がるメール・ド・グラース氷河をモチーフとしたダイヤルが特徴。金属プレートの表面を特殊な木の棒でこすって傷を重ねるグラッテ・ボワゼという古の技法を蘇らせて表現した。
OMEGA(オメガ)
シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ
日常使いも可能なケース厚18.12mmの6000m防水
サファイアクリスタルとケースの固定部を円錐状にすることでパッキンとの密着面を広げ、極めて優れた防水性と密着性とをかなえている。飽和潜水ダイバーズウォッチのISO規格にも準拠。チタンケースモデルでは、ラグの終端をそれぞれ内側に曲げたL型に設え、そこにNATOストラップを通す仕組みに。
[MEN’S EX Summer 2022の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
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