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一流が語る「アテッサ」の魅力 #04/ライムスター宇多丸
1989年にヒップホップグループ「ライムスター」を結成以来、日本のヒップホップ・シーンを牽引し続けてきた宇多丸さん。ラジオDJとしても人気を獲得、映画や近代文化等にも精通し、様々なメディアを通じて発信を続けている。
そんな宇多丸さんが愛用する腕時計は、シチズン「アテッサ」。その魅力を知り抜いた彼が、ブランド35周年を記念する新作で、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」とのコラボレーション第2弾となる「アテッサ ACT Line CC4044-53E」と対面! そこから、どんなケミストリーが生まれるのか?
「アテッサ」愛が止まらない‼
「この時計に出会ってから、普段からライブまで、もう9割方これを着けていますね。完全にエースです(笑)」
宇多丸さんがそう語るパートナーウオッチは「アテッサ CC4004-58E」だ。精悍なブラックのケース&バンドはスーパーチタニウム™製。チタニウムウオッチのパイオニアであるシチズン独自のチタニウム加工技術に加え、表面硬化処理デュラテクトMRKとデュラテクトDLCがダブルで施されている。前者はチタニウムの表層部自体を硬化させる技術、後者はダイヤモンドライクカーボンという炭素系のブラック被膜をコーティングする技術。これによって、耐傷性が飛躍的に高められている。
シチズンの代名詞というべき光発電「エコ・ドライブ」が搭載され、GPS衛星電波受信機能や、使いやすいダブルダイレクトフライトなど、世界中で正確な時刻を知ることができる機能性も充実している。
この時計との出会いは、どのようなものだったのか?
「2019年秋に、『STAR WARS』の世界観を表現した『アテッサ』のダース・ベイダーモデルが発表されたタイミングで、最新技術を生かしたイケてる国産ウオッチシーンについて、僕のラジオ番組で話す企画があったんです。もともと機械式時計も好きで持っていたんですが、日本のそういう腕時計にも関心が強かった。ダース・ベイダーモデルも、もちろんイケてたんですが、『アテッサ CC4004-58E』にめちゃくちゃ惹かれまして、これを入手することになったんです。
50代になって、それまでのカジュアルな格好から、徐々に年齢相応の多少高級感のあるハイファッション、特に日本のハイファッション寄りのスタイルになってきたときに、それまで使っていた時計だと、ちょっとゴツ過ぎたり、派手だったり。でも、この「アテッサ」はオールブラックで、チタンの渋い輝きがあって、そういうファッションとも合いますね。モダンなモノトーンでまとめることも多いですが、スーツにも、シックな着こなしにもいけます。
ライブでも着けていますが、圧倒的に軽くて、丈夫で、結構ハードユースしてもキズがつかない。なおかつ機能性ですよね。時間の正確さはもちろん、普段はある意味メンテナンスフリーでいいっていう。そういうところも含めて、自分の求める条件に完全に合致したっていう感じですね。僕が『これいいんだよ』って言いまくってたら、周りのスタッフにも波及しちゃってます」
結晶チタニウムを用いた新作の「粋」
そんな「アテッサ」愛が止まらない宇多丸さんに、ブランド35周年を記念する新作で、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」とのコラボレーション第2弾となる「アテッサ ACT Line CC4044-53E」を着けて頂いた。
ケースとバンドは、HAKUTO-Rプログラムのランダー(月着陸船)の着陸脚パーツ部分に使用される、スーパーチタニウム™を使用。さらに、チタニウムを通常よりも高温で熱処理し、再度冷ますことで不均一な組成の結びつきから結晶化を再現した、新技術の「結晶チタニウム」をベゼルとバンドの中駒に採用。ひとつとして同じものがない、ランダムで個性的なテクスチャーが、クールなモノトーンの中に浮かび上がる。
「これ、めちゃくちゃいいですよ。最初、僕のモデルと似てるのかなと思ったんですけど、よく見比べたら全然違う。僕が使っているのは秒針がオレンジで、この差し色がモータースポーツ感も醸し出しているんですが、新作はモノトーンでさらに大人っぽくて、モダン度やシャープ度が増していますね。それから、この結晶チタニウムのランダムなパターン!塗装とか表面加工で柄をつけているんじゃなくて、素材そのものの組成を変えているっていうのがすごい。スーパーモダンなのに、ひとつひとつが違う表情で、どこか石や岩を愛でるような、詫び錆びにも通じる和の美意識とか地質学的歴史を感じさせるっていうか。ここに『アテッサ』の35年の開発の歴史を感じさせる何かが入ってますね。
ベゼルの外側のリングに、この個性的な模様があって、表面の部分はすごくツヤがあるのもカッコいい。モノトーンの中に、ニュアンスの違いで立体感を出してるのが、めちゃくちゃ好きですね。新技術で結晶チタニウムを実現したら、普通はもっと大々的に使いたくなると思うんですよ。でも、そこをグッと抑えてベゼルとバンドの中駒だけに留めている。ギラギラさせず、目立たせすぎない控えめさも『アテッサ』らしさかなって。四六時中いつでも着けていたくなるし、この渋派手な感じは、モダン寄りな和装ともすごく合うと思いますね。黒地の着物でありながら、よく見たら同色で文様が入っているとか、実は裏地が凝っているとか、そういう“粋”を感じます」
『STAR WARS』シリーズをはじめ、宇多丸さんの宇宙に対する関心が、この時計の魅力につながっている部分もある。
「GPS衛星電波受信機能は、人類の生み出した情報ネットワーク力っていうか、この時計を着けていれば、宇宙とつながっているみたいな感覚もあります。宇宙論のことは、常に考えているといっても過言じゃないぐらいですね。去年『宇宙なんちゃら こてつくん』の主題歌『2000なんちゃら 宇宙の旅』を作ったんですが、そこに最新の宇宙論を入れて、子供らビビらしてやろうと思って(笑)。最近はフィクションよりも、現実のサイエンスで分かってきたことが勝っちゃってますね。僕らが子供の頃の常識が完全にひっくり返されてて。暗黒物質とか暗黒エネルギーとかの存在も推論でしかなかったのが、確かめられ始めて、僕らの知覚を越えてきている。宇宙探索的なことにも興味ありますし、HAKUTO-Rのようなプログラムでシチズンさんの進化を遂げてきた技術が使用されるのは、ワクワクする話です」
【column】
HAKUTO-Rとは?
HAKUTO-Rとは、宇宙スタートアップ企業ispace(アイスペース)が運営する、日本の民間による月面探査プログラム。今年2022年に、アメリカのスペースX社の商業用打ち上げロケット、ファルコン9によって、独自に開発したランダー(月着陸船)を月面に着陸させるMission 1の打ち上げを予定。2024年にはローバー(月探査車)による探査・データ収集を行う、プロジェクトMission2の打ち上げが予定されている。日本発の民間月面探査実現のために、日本の有力企業数社がこのプログラムをサポートしている。シチズンは、独自のチタニウム加工技術と表面硬化処理デュラテクトから生まれた、軽量かつ耐久性・耐傷性に優れたスーパーチタニウム™を、ランダーに提供する。人類の可能性を広げるプロジェクトに、シチズンの技術が生きているのだ。
同時代生まれとしてのシンパシー
ライムスターのデビューは1989年。シチズン「アテッサ」は1987年。同じ時代に生まれ、30年以上の時を重ねてきた同士として、共感を覚える部分も大きい。
「日本ならではの技術で闘っているものに、シンパシーを感じます。30年前、自分たちが日本語のラップやヒップホップを始めた時点では、当然アメリカへの憧れがあったし、アメリカは今でもすごいものを生み出している。でも同時に自分たちにしかできない戦い方を考えてきました。僕たち以前の世代の日本語ラップは、日本語から発展させてリズムを生もうとしていたんですが、僕らの世代は、アメリカのラップ的なリズムを生み出す日本語を選んで、リズムの方に日本語を合わせて変形させたり構築したりする手段を考えついた。当時、その発想では誰もやっていなかったですね。始めてみたら、コトはそう簡単ではありませんでしたが、自分たちにしかできないやり方を試行錯誤しながら、ちょっとずつ積み上げてきた感じです。
ファッションでいうと、三宅一生さん、山本耀司さん、川久保 玲さんたちが、東洋人が着たら一番カッコいい服や美意識みたいなものをちゃんと作り上げていった。そのベースには日本のすごい技術があったりもする。
僕の持論として、西洋に主流となる文化があるものに対して、日本からアプローチするときは、徹底的に和に振るか、めちゃめちゃモダンにいくか、どっちかだと思うんです。『アテッサ』は国産の最先端技術で、イケてるモダンなデザインで、時計で言えばまさにこれでしょ! っていうものですよね。日本に来た外国の方が羨ましがるような、ここまでの日本の時計技術が身近にあるんだから、そのアドバンテージを生かさない手はないですよね。
35年前の日本の時計シーンで『アテッサ』が登場したとき、当時としてはすごくイケてた時計だったと思いますが、チタニウムの加工技術はまだ初期段階だっただろうし、表面硬化技術もなかった。そこから積み重ねて、これなんだよ!っていうところにたどり着いたことは素晴らしい。
僭越ながら自分に重ねて言うと、僕らの世代から若い世代まで、ラップやヒップホップの技術の発展・進化は止まらずずっとあるんだけれども、思ったより出来てた部分もあれば、イケていない部分もある。まだ完成していないから続けているっていうところもあります。やり続けることが一番大事だし、すごいことだって最近特に思うようになりました。現役でいること、生き残ることだけでも、相当なアガキが必要ですから。その一方で、これだけの年月を積み重ねてきたからこそ、僕のヴィジョンなんて知れたものですが、この先にどうするべきかが見えてくる部分もあると思いますね」
宇多丸さん、そして「アテッサ」。同じ時間を経て進化を重ねた同士が切り拓く未来に期待したい。
アテッサ アクトライン エコ・ドライブGPS衛星電波時計 HAKUTO-Rコラボレーションモデル CC4044-53E
HAKUTO-Rコラボレーションモデル第2弾。宇宙素材のスーパーチタニウム™と、新開発技術による結晶チタニウムをケースとバンドに採用。裏ぶたには、スーパーチタニウム™が使用されているランダー(月着陸船)の分解図イメージをレイアウト。ブラックをベースとするモノトーンのクールさが際立つ。
Profile
宇多丸(うたまる)
1969年東京生まれ。1989年早稲田大学在学中にヒップホップ・グループ「ライムスター」を結成し、ラッパーとして活動。ラジオDJとしても活躍。2007年に始まったTBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」で、趣向を凝らした特集や、映画批評コーナーが話題を集める。2018年4月からは、TBSラジオで月曜から金曜の18:00~21:00に生放送されている「アフター6ジャンクション」でメインパーソナリティを務めている。2009年に第46回ギャラクシー賞「DJパーソナリティ賞」、2021年第58回ギャラクシー賞ラジオ部門「奨励賞」を受賞。TOKYO MXのバラエティ番組「バラいろダンディ」の隔週金曜MCとして出演中。ライムスターの最近作として、シングル「世界、西原商会の世界! Part2 逆featuring CRAZY KEN BAND」を2022年5月25日に配信+Victorサイト限定CD盤としてリリース。