
この春、東京・表参道にオープンしたメゾン マルジェラ「レプリカ」フレグランス ストア。1988年、マルタン・マルジェラがパリで創設したメゾン マルジェラは独創性あふれるデザインで、一躍、世界的なファッションブランドへと成長した。同ブランドが展開する「レプリカ」フレグランスは2012年に誕生し、その名前は、ヴィンテージを再解釈したマルジェラの代表作「レプリカ」に由来する。

その思いはボトルのラベルにも表れており、香りが再現する瞬間や時を記したコットン製のラベルを採用。そして、外箱には“香りの記憶”をコンセプトに、カフェや海辺、図書館といった日常のひとコマを切りとったポラロイド風写真が描かれている。香りをかいだ瞬間に、自分の中にとどまっていた記憶がふと蘇る、そうした人の潜在意識に訴えかける香りならではの特性を生かしたユニークな視点で作られているのだ。