「仕事をラクにする」新しい服50のルール
裏貼りニットJK(ジャケット)できちんと寛ぐ
「ラクできちんと」見える服の代表格がニット素材のジャケットだ。なかでも、裏側に芯地を貼ったタイプは型崩れしにくく、きちんと感もUPする。

国内外のブランドがこぞって提案する新機軸
今、ニットジャケットに注目すべき新潮流が生まれつつある。それは、生地の裏側にフィルム状の極薄芯地をボンディングした“裏貼り”仕立ての隆盛だ。これにより、ニットならではの柔らかさをキープしつつ、テーラードジャケットのような立体感も獲得したのである。
加えて、従来の欠点だった型崩れを防止できるという利点も。きちんと感と寛ぎを理想的なバランスで両立した新機軸は、これからのビジネスシーンで主役になる公算大だ。

左:BAGUTTA(バグッタ)
上品なベージュが見た目にも柔和な印象を演出する一着。濃淡織り混ぜた糸を採用することで、淡色でものっぺり見えず、趣ある表情に仕上げている。ボタンを省いた筒袖もリラックスした印象だ。7万4800円(シップス 銀座店)
Point!
裏側に芯地を貼って立体感をUP!

中:CANALI(カナーリ)
グリーン、ブラック、ネイビー、グレーなどが複雑にミックスされた、絵画のような色表現に注目。カジュアルな3パッチポケットだが、胸ポケをスクエア型にしてスマートな雰囲気に。16万5000円(コロネット)
右:ESTNATION(エストネーション)
4シーズンめを迎えた「インテグラルジャケット」の新作。旬の4ボタンダブルやメタルボタン、ケーブルニットのような編みなど、高感度なデザイン性も魅力だ。5万2800円(エストネーション)
[MEN’S EX Autumn 2021の記事を再構成]
※表示価格は税込み。