ビジネスにおける小物使いを再考する──
靴とベルトの作法とは
ベルトの色と靴の色を合わせる。これはお洒落というよりはマナーのひとつ。それをしっかり守るだけで、好印象につながるのだ。
装いと靴×ベルトの組み合わせ
JKパンからデニム通勤まで
革靴ならではのきちんとした印象を持ちながら、カジュアルな顔立ちで幅広い装いに合わせやすいコインローファー。軽やかで、洒落感を演出できるメッシュベルトとの相性は◎。色味を揃えておくと上品に見える。
お洒落スーツやジャケットスタイルに
ローファーの中でも高い人気を誇り、足元を華やかに見せることができるタッセルローファー。スエードを選ぶなら、ベルトはスエードか型押しのものを。スーツスタイルの足元に、程よい抜け感を与えてくれる。
軽快に装うジャケパンに
一般的にはカジュアルに分類される茶色の革靴。中でも、外羽根の靴は、軽快なジャケットスタイルには欠かせない。この場合、ベルトは黒ではなく、靴の色に合わせた茶系を選ぶこと。素材は靴同様にスムース革が◎。
仕事スーツからJKパンにも
ドレスからカジュアルまで、守備範囲の広さが魅力のモンクストラップ。装飾金具が付いていることで、紐靴よりもややリラックスした印象になるため、合わせるベルトも柔らかい表情のシボ革のものが好相性だ。
正統なスーツの装いに
最もフォーマルな黒の内羽根ストレートチップには、同色同素材の黒カーフのベルトを合わせる。これは基本中の基本と心得よう。間違っても茶系のベルトやスエードベルトを合わせてしまわぬように、気をつけよう。
ちなみに…素材違いはありか、なしか
ここぞのスーツスタイルでは、同素材の靴とベルトを選ぶのが◎。こなれた印象のジャケパンには、同色の素材違いという手も。
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年10月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)