「意識したのは“普通”さ。真っ当な装いが改めて格好いいと思います」太田さん
「今改めて“普通”の魅力に惹かれています。今日のスーツはダル クオーレで今年仕立て上がったばかりのものですが、あえてごくベーシックな濃紺のウールサージを選びました。アヴィーノのシャツもオーダー品ですが、これもあえて青無地で。かつてないほどカジュアル化が進んでいる今だからこそ、スーツを着るときはとことん正統に装いたいという気分になっています。唯一、遊び心を加えているのがネクタイですね。フラテッリ ルイージのヴィンテージ調プリントタイで、控えめな個性をプラスしてみました」
[ユナイテッドアローズ]
ソブリン ブランドディレクター 太田 裕康さん
1969年生まれ。クラシックを基調とした、控えめながら心に残るスタイリングに定評あり。
[MEN’S EX 2020年10月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)