映画『ニューヨーク・ニューヨーク』に学ぶ「コンビローファー」の合わせ方

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長く愛される名画の登場人物にリアリティと深みを持たせるアイコニックなアイテムやコーディネート。それらは時にストーリー以上に鮮やかに記憶に刻まれる。クラシックな要素を取り入れることが洒脱とされる今、印象的な紳士を目指すならここから学ぶことは多い。

【#おうち時間充実計画】/映画とファッション #16
名画の“象徴”から学ぶ洒脱の演出
『ニューヨーク・ニューヨーク』

ニューヨーク・ニューヨーク
Photo:Album/アフロ

『ニューヨーク・ニューヨーク』

ロバート・デニーロ演じるサックス奏者と、人気シンガーとの恋と葛藤を描いた、1977年作品。監督はマーティン・スコセッシ。フランク・シナトラによってカバーされた同タイトルの主題歌は、NYを象徴する歌として今なお広く愛されている。

古い映画によく登場し、近年人気再燃で展開が増えたコンビシューズ。映画でよく見かけるのは、白×茶のウイングチップを、オフホワイトのスーツに合わせたスタイル。これが実に伊達で洒脱なのだが、残念なのは今着るとコスプレに見えてしまうところか……。

そこで映画『ニューヨーク・ニューヨーク』の主人公の装いに注目を。彼はコンビ靴をさらりと上品な色のオフホワイトのパンツへ合わせる。上品な色のパンツは靴のクラシックな印象を程よく中和し、歳を重ねたミドル世代の足元に渋く収まる。より自然にこなせるローファーも一押しだ。

「再燃レトロ靴×上品パンツ」こそ“ミドル”に馴染む伊達の正解
【Spectator Shoes】CROCKETT & JONES / クロケット アンド ジョーンズ

CROCKETT & JONES
靴8万円(トレーディングポスト青山本店) パンツ2万6000円/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン)

正式にはスペクテイターシューズやツートーンシューズと呼ばれるコンビシューズは、1920〜30年代に流行した洒落者の象徴的アイテム。クロケット&ジョーンズの本作「リッチモンド2」は、丸みのあるフォルムや、茶色のワックスカーフのナチュラルな風合いに、古きよきエレガンスが薫る。アンラインドによる軽やかな履き心地も魅力だ。



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※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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