大人メンズにこそ似合う「4Bダブルスーツ」の魅力とは?

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ジェンツはいま「4BW」の優美に改めて夢中!
GIORGIO ARMANI / ジョルジオ アルマーニ

ジョルジオ アルマーニ
薄いパッド入りの比較的構築的に仕立てた肩から、ストンと綺麗に生地が落ちるʼ80年代のアルマーニ的シルエット。大柄チェックを配したビスコース100%生地は独特のシワ加工が施され、洒脱さを高めている。
ジャケット33万円、パンツ12万3000円、靴10万5000円、Tシャツ〈参考商品〉/以上ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン)

小誌読者諸兄にとって、装いの中心にあるのは、やはりスーツを含むジャケットスタイルだろう。そんな装いに譲れないこだわりがある男にとって、“どのようにジャケットを着こなすか”という問いは、この上なくワクワクするもの。そこで日本のジャケットスタイルを牽引するお洒落巧者たちがいま、改めて注目している4ボタンのダブルブレステッドジャケットのスタイルをご紹介したい。

胸元が詰まり、重厚でカチッとかしこまった印象を作る6Bダブルに対し、もっと日常的かつ気軽にダブルを着用できるのが4Bダブル。Vゾーンの開きが大きく、腰のシェイプ位置も低め。これが独特のエレガンスや今らしいリラックスしたムードを作るのだ。自身、最近4ボタンで仕立てたばかりと言う鴨志田康人さんも次のように語る。「じつはこういう4ボタンダブルは’60年代に世界的に流行。それまでの堅苦しいビジネス社交のスタイルに対するアンチテーゼとして生まれたもので、ファッションとしてダブルを楽しむなら最適だと思います」

ちなみに4ボタンダブルをより粋に見せたいなら、身頃が気持ちゆるめのタイプがいい。深く切れ込んだ胸元と相まって、身体の動きに連れて大きく優雅なドレープが生じるからだ。今季の新作展示会を多数見る限り、この4Bダブルの勢いは今後更に加速するだろう。是非、お試しあれ。

鴨志田康人さん
着用スーツはイタリアのテーラー「ムゼラ」で昨年仕立てたもの。「このジャケットのフロントボタンは上でも下でも留められるデザイン。その日の気分で留め位置を変えています」(鴨志田さん)

ユナイテッドアローズ クリエイティブアドヴァイザー 鴨志田康人さん
「上品に寛いだムードが漂うのが4Bダブルの魅力。ボタンに合わせた低めのゴージラインも、クラシック回帰な今の気分に。」

※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年3月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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