都心と思えぬ解放感。夢を叶えた半露天
<東京都・箕輪邸>
理想を一つずつ重ねていき限られた空間で最大の癒しを
「機能とデザインが両立した家具のように、家を構成する優れたパーツとして、上質なバスルームを手に入れたかった」と箕輪氏。
設計のプロと細やかにコミュニケーションを取りながら、これまでも自身の強いこだわりを実現する4軒を建ててきた。その1つである鎌倉のセカンドハウスには海を望むバスルームを設けたというが、今回紹介する自邸でも、最大限に寛げる浴室を作っている。
都心にいながらにして半露天風呂を実現できたのは、斜面側の2階に浴室を配置し、近隣の目線の心配をなくしたからこそ。家族と一緒に入浴することもでき、多方向から窓外の風景が楽しめるようにと選んだのは、浴槽メーカー「ジャクソン」の円形ジェットバス。アメニティを納めるためにデザイン性の高い収納棚を用意したり、あえて離れた場所にパウダールームを配置するなどの工夫により、生活感が排除され、寛ぐことにとことん集中できる設計となった。「家族はゆっくりバスタイムを楽しんでいるけれど、実は、自分自身は手早く入浴することが多い。でも、理想を形にした美しい風呂のある我が家を持っていること自体が、何よりも自分の心を満足させてくれます」(箕輪氏)。
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[MEN’S EX 2020年1・2月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)