“エイジング”で竹の艶感を楽しむ
─ 公長斎小菅 ─
竹の長所を引き出し新たな魅力を追求する
自然からの贈りものだという竹を使い、実用的で繊細な工芸品を生み出す公長斎小菅。
120年以上の歴史を持ち、竹籠バッグや花籠など温かみのある竹製品を創業以来つくり続けてきた。五代目の小菅達之さんは独自の感性を活かし、国内外のデザイナーとも協業し、竹製品のリブランディングを進めている。
「実にモダンです。こんなアイテムが自宅にあれば嬉しい」と前川さん。
「インテリアやファッションに興味があったことも関係し、革小物など私が面白いと感じる国内外のブランドとのコラボや新製品の開発にも力を入れてきました。竹製品の魅力は使い続けて生まれるツヤ。
長く愛用できるものづくりも意識します。それと竹製品をつくる工程すべてに目を向けるのも、私の大切な仕事です。原料となる竹の産地をおろそかにすれば、製品そのものがつくれなくなりますから」と小菅さん。
独創的なプロダクトを手元に置き、竹の魅力を感じ取ってほしい。