色気と男気の両立
ベルルッティのレザージャケット
ムートンアウターからスムースレザーのダッフルまで、今季多くの展示会でレザーウェアを見かけた。かつて’90年代にはレザーのブルゾンやアウターを着て、男っぽく見せる着こなしが人気を博したものだ。
今季はそんな当時と同様に、レザーウェアの装いを愉しむ機運が高まっている。その中でこのテーラードジャケットは特に際立って印象的だった一着だ。’90年代当時はレザーで男らしさを見せたが、このジャケットはレザーを着るといってもその表現は全く異なる。
そこから滲むのは、ベルルッティの伝家の宝刀、パティーヌによる圧倒的な艶やかさ。ムラ感と光沢による、羽織れば映えるゴージャスな色気の表現だ。同ブランドの十八番をここまで大胆に纏える一着は他にない。この大胆さを愉しめる者こそレザー使いの巧者だ。
お問い合わせ先
ベルルッティ・インフォメーションデスク
TEL:0120-203-718
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年10月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)