際立って印象的だったベルルッティのレザージャケット

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色気と男気の両立

ベルルッティのレザージャケット

ベルルッティのレザージャケット
柔らかくなめしたカーフを、手染めで色を幾重にも重ねて色彩を表現するパティーヌ風で染色。裏地にはベルルッティのアイコンでもあるスクリット柄が施されている。ウエストが程よくシェイプされたシルエットや細めのラペルがスマートな印象だ。随所に施されたステッチも程よいアクセントに。76万5000円(ベルルッティ・インフォメーションデスク)

ムートンアウターからスムースレザーのダッフルまで、今季多くの展示会でレザーウェアを見かけた。かつて’90年代にはレザーのブルゾンやアウターを着て、男っぽく見せる着こなしが人気を博したものだ。

今季はそんな当時と同様に、レザーウェアの装いを愉しむ機運が高まっている。その中でこのテーラードジャケットは特に際立って印象的だった一着だ。’90年代当時はレザーで男らしさを見せたが、このジャケットはレザーを着るといってもその表現は全く異なる。

そこから滲むのは、ベルルッティの伝家の宝刀、パティーヌによる圧倒的な艶やかさ。ムラ感と光沢による、羽織れば映えるゴージャスな色気の表現だ。同ブランドの十八番をここまで大胆に纏える一着は他にない。この大胆さを愉しめる者こそレザー使いの巧者だ。


お問い合わせ先

ベルルッティ・インフォメーションデスク
TEL:0120-203-718



※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年10月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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