帰ってきたトラッドニット—「今」な王道スタイル1週間—
異国情緒たっぷりなオーストリアン・トラッド
昔から密かに憧れていたニットを遂に入手した。ファニ レママイヤーというオーストリア製カーディガンだ。虹のようなマルチストライプ柄に編み立てたアルパカ100%のニットで、民族的な異国情緒ムンムンの個性 派だ。店で見るたびに、欲しい、でも難しいか……と悶々としていたのだが、トラッドニット隆盛の気運高まる今こそ買い時と決意。グレーパンツやスリッポンなど、きれいめな服と合わせると大変グッドだ。釣りをしていてもついニットに目が行ってしまう。ウッ、針が根掛かりしてしまった!
カーディガン10万8000円/ファニ レママイヤー(真下商事) インナーに着たニット2万4000円/スローン(スローン) パンツ2万9000円/ジェルマーノ(ビームス ハウス 丸の内) 時計70万円/ゼニス(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス) 靴7万6000円/ボードイン アンド ランジ(オカベアンド パートナーズ)秋が待ち遠しいほどにトラッドニットが熱すぎる
大人のニットといえばシンプルな無地ばかりだった時代が過ぎ、この秋冬、装いはいつになく華やかさを増している。とはいえ、それらはいずれもトラッド柄をモチーフにした品行方正なイメージのものばかり。コンサバ派にとって、今季のニットスタイルは最高にエキサイティングだ。
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年10月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)