今、注目したい最新ラウンジチェアを厳選
ミラノで毎年開催される世界最大のインテリアとデザインの祭典「ミラノサローネ」では、今年も”未来の名作”になり得る魅力的なラウンジチェアが続々発表された。毎年サローネに出向き、その傾向を知るインテリアスタイリストの窪川勝哉氏解説の下、厳選の2脚をご紹介する。
360度、どの角度から見ても美しいのはこの2脚!
「靴・鞄好きにはたまらないサドルレザーの質感をインテリアに」
Minotti ミノッティ
アンジー
ファブリックの張り地はMinottiがメーカーと共同開発した特別なものを使用。柔らかいクッションが優しく体を包み込み、リラックスできる時間を約束する一脚。ダイニングチェアバージョンもある。
美しいサドルレザーが目を惹く
イタリアのモダンファニチャー「Minotti」は、2019年のコレクションで曲線を描く家具を数多く発表した。
特に正面、斜め後ろ、背面と、角度によってさまざまな表情が楽しめる一脚「ANGIE」(アンジー)には注目が集中。デザインは、現在世界中のブランドからの熱い視線を集めるデザインユニット「ガムフラテーシ」で、腰回りからアームレストまでを翼のように包み込むのは、靴・鞄好きにお馴染みのサドルレザーだ。「ファブリックの張り地、アルミダイキャストの脚、サドルレザーと3種の素材感がバランスよく調和しています。全体的にソフトな印象ですが、先端に向かって少しテーパードした脚がモダンさを感じさせ、さまざまなスタイルのインテリアに合いそうですね」(窪川さん)