【ファッション履歴書】イラストレーター ソリマチアキラさんの場合

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お洒落なあの人のファッション履歴書

メンズファッション業界にはお洒落なだけでなく、とても個性的な生き方をしている人がたくさんいる。この連載では、いま注目の業界人のファッション履歴を通じ、各人の人間的な魅力に迫ってみたい。

第十七回 イラストレーター ソリマチアキラさん

イラストレーター ソリマチアキラさん

Profile
ソリマチアキラさん/イラストレーター
1966年東京生まれ。幼少期、新潟に移り住み、18歳までを過ごす。子どもの頃から絵を描くのが好きで、中学生のとき、アイビーやプレッピーをきっかけにファッションにのめり込む。アパレル勤務、クラブスタッフ、バーテンダーのほか、バンドマンなど、様々な仕事を経験する傍ら、イラストレーターとして活動を始め、イラストが本業になる。現在は雑誌、企業広告など幅広い分野で作品を発表。一般社団法人東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。 https://tis-home.com/akira-sorimachi/

ダンディな雰囲気や、時に軽妙なタッチのイラストで、ファッションの世界を表現しているのがソリマチアキラさんだ。お会いしたら180cmを越える高身長にスマートな体型。くわえて英国的な着こなしなど、ご本人は作風から想像していた以上のジェントルマンだった。さらに、オフィスを拝見すると、まるで映画に登場する探偵事務所のよう。そんな人物像とライフスタイルは、彼のファッションイラストレーションのイメージそのものである。

いつ頃からイラストに目覚めたのでしょうか?

「子どものころから、絵を書くのが好きだったのは確かです。周囲の子にとって野球が遊びだったように、落書きやお絵描きが私の遊びでした。学校から帰ると、絵を描くのに没頭するのが好きで。当時は主に漫画の模写をしていて、夏休みの宿題にストーリーを考えてコマを割って、自分で漫画を描いたこともあります」。

ソリマチさんの幼少期
【ソリマチさんの思い出の写真】幼少期、海水浴のときに撮影した1枚。お母さんお手製のアロハシャツが実に愛らしい。

「子どもの頃は、洋裁をしていた母の作ってくれた洋服を着ていました。今になれば、手作りを着せてもらえてよかったと思えるけれど、当時は買ってもらったものの方が好きでしたね。プリントのTシャツが流行した時代でしたから、縫って作ったシャツが、あまりうれしくなくて……(笑)。いとこのお下がりのTシャツを着るほうがうれしかったのを覚えています」。

スーツ、シャツ/バタク、ネクタイ/マイケル J.ドレイク、カフス/アーツアンドサイエンス、シューズ/ロイドフットウェア、アイウェア/E.B.メロヴィッツ

スーツ、シャツ/バタク、ネクタイ/マイケル J.ドレイク、カフス/アーツアンドサイエンス、シューズ/ロイドフットウェア、アイウェア/E.B.メロヴィッツ

同系色でまとめたスーツとネクタイが品のよさを感じさせる。リネンの白チーフからは清潔感が漂う。

同系色でまとめたスーツとネクタイが品のよさを感じさせる。リネンの白チーフからは清潔感が漂う。

時計はカルティエのタンク、リングはモト ナカバ。よく見ると、リングにスカルが付いているという遊び心もおもしろい。

時計はカルティエのタンク、リングはモト ナカバ。よく見ると、リングにスカルが付いているという遊び心もおもしろい。

ロイドフットウェアのオーダーメイド。いたってオーソドックスな裾幅とパンツ丈、ソックス着用が大人の品格を感じさせる。

ロイドフットウェアのオーダーメイド。いたってオーソドックスな裾幅とパンツ丈、ソックス着用が大人の品格を感じさせる。

2024

VOL.341

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