秋の休日アウターには「薄軽スエード」がちょうどいい【Pitti 96レポート#03】

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今回ピッティ会場でも多く見られたのが、「薄い」「軽い」「きれいめ色」のスエードアウターだ。春夏モノのレザーブルゾンというと基本的に登板回数が多いのは春先で、夏の猛暑シーズンになると、正直着る機会はほとんどない。そこで各レザーブランドが「春から夏まで、涼しく着られるレザーもの」として辿り着いたのが、これら薄軽スエードアウターなわけだが、実は秋口にこそおすすめしたいアイテムなのだ。

たとえばエンメティでは、ナッパスエードをかなり薄くし、さらにストレッチ加工することによって着用時のつっぱる感じを軽減。バラクータやヴァルスターなどでは、きれいめの淡色を取り入れることにより、従来の黒やダークブラウンレザーブルゾンと比べると見た目の軽やかさが大幅にアップした。

これらのスエードブルゾン、暑い季節にも1着持っておくと、旅先で夜に気温が下がったときに重宝するうえ、実は暑さのひいてきた今、初秋の休日アウターとしてかなりおすすめ。Tシャツやニットの上に羽織るだけで、軽やかにクラス感をあげてくれるのだ。

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ビームスFのディレクター、西口さんも薄軽スエードブルゾンをご愛用。夏〜秋の少し肌寒い夜には、1枚あると重宝する。
<strong>EMMETI</strong><br />淡いベージュトーンのナッパスエードは、見た目も軽やかで着こなしやすい色。ライダース的なものよりも、こうしたシャツタイプの形のほうがはおったときの軽やかさが出る。

EMMETI
淡いベージュトーンのナッパスエードは、見た目も軽やかで着こなしやすい色。ライダース的なものよりも、こうしたシャツタイプの形のほうがはおったときの軽やかさが出る。

かなり薄くナッパを梳いているので、手で触ってみた感じもレザー特有のどっしり重い感じはまったくない。

かなり薄くナッパを梳いているので、手で触ってみた感じもレザー特有のどっしり重い感じはまったくない。

かつ、裏地にも極薄ファブリックを貼り合わせることで、ストレッチ性を持たせることに成功! 「レザーものは着ると突っ張り感がある」と感じる人が多い中、そんな着心地の悩みを解消。

かつ、裏地にも極薄ファブリックを貼り合わせることで、ストレッチ性を持たせることに成功! 「レザーものは着ると突っ張り感がある」と感じる人が多い中、そんな着心地の悩みを解消。

フード付きジップスエットのような、スポーティ&カジュアルな形も、素材がスエードになると一気にクラス感が出る。

フード付きジップスエットのような、スポーティ&カジュアルな形も、素材がスエードになると一気にクラス感が出る。

近くで見ても、まるでシャツ生地感覚の薄さ!

近くで見ても、まるでシャツ生地感覚の薄さ!

スタンドカラーもトレンドの1つ。

スタンドカラーもトレンドの1つ。

表革のレザーと比べて、これだけくったり柔らかになるので、くるくるっと丸めて旅行鞄に入れておくにもちょうどいい。

表革のレザーと比べて、これだけくったり柔らかになるので、くるくるっと丸めて旅行鞄に入れておくにもちょうどいい。

<strong>TAGLIAORE</strong><br />タリアトーレからも、ジャケットやスーツのみならず、レザーやスエードアイテムがたくさん登場した。こちらは男らしいライダース仕様だが、淡色&薄めで軽さを出している。

TAGLIAORE
タリアトーレからも、ジャケットやスーツのみならず、レザーやスエードアイテムがたくさん登場した。こちらは男らしいライダース仕様だが、淡色&薄めで軽さを出している。

<strong>VALSTER</strong><br />ヴァルスターといえば赤茶色のヴァルスタリーノは大定番だが、今季はカラースエードを多く出していたのが印象的。形もGジャンタイプやスタンドカラー、かつ胸ポケなども取り入れトレンド感が高まった。

VALSTER
ヴァルスターといえば赤茶色のヴァルスタリーノは大定番だが、今季はカラースエードを多く出していたのが印象的。形もGジャンタイプやスタンドカラー、かつ胸ポケなども取り入れトレンド感が高まった。

ピンクやグリーンといった少しスモーキーなトーンのカラースエードは、チノや軽めのウールパンツと合わせて、秋の週末に着こなしたい。

ピンクやグリーンといった少しスモーキーなトーンのカラースエードは、チノや軽めのウールパンツと合わせて、秋の週末に着こなしたい。

裏地をつけずに軽やかな仕様。

裏地をつけずに軽やかな仕様。

<strong>HERNO</strong><br />ヘルノからも、珍しく明るめカラースエードブルゾンが登場。スエードにも軽撥水が施されているのがさすが。グリーン、イエロー、アクアブルーなどは週末の差し色にもちょうどいい。

HERNO
ヘルノからも、珍しく明るめカラースエードブルゾンが登場。スエードにも軽撥水が施されているのがさすが。グリーン、イエロー、アクアブルーなどは週末の差し色にもちょうどいい。

<strong>BARACUTA</strong><br />バラクータからも、スエード素材が多数。お馴染みの赤チェック裏地と淡色スエードは、意外にコントラストが効いていいバランス。

BARACUTA
バラクータからも、スエード素材が多数。お馴染みの赤チェック裏地と淡色スエードは、意外にコントラストが効いていいバランス。

裏地がついているので、着心地も滑りよし。

裏地がついているので、着心地も滑りよし。

<strong>CLAFTSMAN CLOTHING</strong><br />香港から出展していた、クラフツマンクロージング。こちらは、オーダーでレザーやスエード地を選ぶことができる。

CLAFTSMAN CLOTHING
香港から出展していた、クラフツマンクロージング。こちらは、オーダーでレザーやスエード地を選ぶことができる。

濃いめから明るめブラウン、きれいめ発色のスエードまで多数のバリエーションあり。

濃いめから明るめブラウン、きれいめ発色のスエードまで多数のバリエーションあり。

ショートブルゾン型から4ポケットのサファリ調まで、形もいろいろ選べる。ライニングの仕様も自由自在。

ショートブルゾン型から4ポケットのサファリ調まで、形もいろいろ選べる。ライニングの仕様も自由自在。

ボタンなどまで細かくカスタムできるのも嬉しいところ。

ボタンなどまで細かくカスタムできるのも嬉しいところ。

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