新しい元号を迎え、心機一転。また、折りしも増税を控えている今だからこそ、大人にふさわしい風格のあるドレスウォッチ、すなわち「風格ドレスウォッチ」を候補に考えてみた。成熟した男の懐の深さを示すためにも、是非参考にしてほしい。
「風格ドレスウォッチ」とは、どんな時計?
本質を知り尽くした男がたどり着くあがりの1本
2針or3針で、スポーティなブレスではなく、アリゲーターなどのレザーストラップを装着。これがドレス時計の基本スタイルだ。むろん、ここに該当すればなんでもいいわけではない。シンプルだからこそ、デザインの完成度やディテールの良し悪しが際立つからだ。一流を目指すならなおさら、しっかり作り込まれたオーラある逸品を選びたい。
「風格ドレスウォッチ」を選ぶべきは、どんな人?
メカ好きな男性だと、ともすれば所有する時計はクロノグラフやトリプルカレンダーなど多針の時計ばかりというケースもあるかもしれない。じつはそういう趣味性の高いモデルは、たとえどんなに高級モデルであっても、格式の高い場には不向き。礼節をわきまえた男であることを示すためにも、フォーマルに対応する端正なドレス時計を必ず備えておくべきだ。
オススメは、この4本
パテック フィリップ
PATEK PHILIPPE
カラトラバ 5196
1932年の誕生以来、ラウンド時計の規範として多くのファンを魅了し続けるカラトラバ。その純粋な造形は、細部の凄まじい作り込みにより独特のエレガンスが漂う。手巻き。径37mm。18KWGケース。アリゲーターストラップ。240万円(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)