30年使い続けて自分の味になる、「グローブ・トロッターのスーツケース」

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装いに一家言を持っているファッション業界人たちが、自分らしさを深めてきた愛用品とは? ともに時間を共有し、歴史を刻んできたモノへの思い入れやエピソードを語ってもらった。

GLOBE-TROTTER
グローブ・トロッターの「オリジナル」スーツケース

グローブ・トロッターの「オリジナル」スーツケース
1897年創業時から変わることのない「オリジナル」。今でもボディと同素材のヴァルカン・ファイバーをコーナーに用いた”四角い箱”が代名詞のベストセラーコレクション。30インチ。17万3000円(グローブ・トロッター 銀座)

「30年使い続けてやっと自分が思い描いた色合いに染まってくれた」
ブリティッシュ・ラグジュアリー ブランド・グループ
代表取締役CEO 田窪保寿さん

「ヴァージン・アトランティック航空にいた頃、機長たちがグローブ・トロッターを携えて日本にやって来るのを見て、それがカッコよかったので、絶対に欲しいと思ってロンドンで購入したのが26歳。それから金具を何度か交換しながら、傷や汚れは気にせず、使い続けて5年目ぐらいから徐々に味わいが増してきました。本物は磨き続けることで、徐々に持ち主の色に染まっていくんですね。知れば知るほど、奥深くて、満足曲線が上昇して行く。この鞄はまさに英国文化そのもの」



※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年7・8月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

2024

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