華やかな街こそ、とびきり上質な装いを
ファッション、アート、建築物、伝統、美食……国内外の上質なものが集まるTOKYO。その代表的な街のひとつ銀座は、ここに憧れて訪れる外国人観光客も後を絶たない華やかな街。歩く人も街の一部、と化す銀座には、表情豊かなスーツが似合う。華やぎには華やぎを、だ。
女性:ドレス23万円、ベルト(参考商品)、鞄19万8000円、靴11万6000円/以上エトロ(エトロ ジャパン)
東京一華やかな街 銀座に、見合う装いをしていこう
いつからか、銀座はお洒落をして行きたい街と言われるように。そう思わせるこの街の魅力を、この地で長らく店を営む、サンモトヤマの茂登山会長に伺った。
「この街にスーツが似合う理由のひとつに、星の数ほどある一流のバーの存在があるのではないでしょうか。身なりから振る舞い、会話の内容まで、そこに相応しくない場合はお店を追い出されることもある。その分紳士にとって大事なことが何なのか、学べる場です。きちんとジャケットを羽織って、ノータイでもいい。大人の遊びが似合う場ですから」
銀座は一流のすし屋や老舗の名店等各界、各国の要人に贔屓にされる場所も多い。
「そういう場ではいつ誰に見られているかわからない。ですから暗黙の了解のように、身なりを気遣う空気が街全体に生まれるようになったのでしょう」
サンモトヤマ
会長
茂登山貴一郎さん
尊い手仕事、一流の技から作られた、国内外の名品を扱うセレクトショップ「サンモトヤマ」。茂登山氏は、2007年に3代目代表取締役社長に、’18年より会長に就任。バーやジャズ、アートなど幅広い見識を持つ。「銀座には日本らしさとモダンの融合という文化がある。ぜひこの街を歩いて楽しんでいただきたい」