「受け身ではなく、自立自走が必要な時代」〜楽天 三木谷浩史さん〜【加藤綾子/一流思考のヒント】

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加藤それにしても楽天の成長には目を見張るものがあります。創業メンバーは6人だったのが、今やグループの社員数は1万7000人。大きな組織を束ねる上で心がけてきたことはありますか?

三木谷ひとつはフラットな環境作りですね。会社では誰も僕のことを「社長」と呼ばない。「Mickey」。新入社員も例外なくね。それからうちのオフィスには個室がひとつもなくて、情報もすごくオープン。世界の企業の中で最も開かれているという自信があります。カリスマ性をどう発揮していくかもポイントになるかなあ。カリスマ性は組織をダメにするとも言われていますが、やはりリーダーは強く出ることも必要ですよ。ただね、そればかりだとスタッフの頭も足も止まってしまうので、彼らが考えたロードマップを受け入れる姿勢も持つ。結局はバランスですね。

加藤そのバランスの取り方がわからなくて悩んでいる人は結構多いのではないかと思うんです。

三木谷何にせよコミュニケーションをしっかり取ることです。仕事中もそうだし、仕事を離れても一緒にご飯を食べたり、お酒を飲んだりして、地道に信頼関係を築く。それさえあれば、大抵の障壁は乗り越えていけるはず。

加藤三木谷さん自身は社員の方と積極的にコミュニケーションを取る方ですか?

三木谷そのあたりは子どもの頃からナチュラルに得意ですね。世界中の経営者ともすぐに友達になってしまうくらい(笑)。

加藤そういえばお父様のお仕事の都合でアメリカの小学校に通うようになったときも、初日から家にお友達を連れて帰ってきたとか。かなり自由なお子さんだったようですね。

三木谷間違いなく自由奔放でした(笑)。僕は高校2年生まで勉強はまったくできなかったんです。それがこうしてなんとかなっている。要はモチベーションがあれば人間はやるんですよ。大事なのは、やらせるのではなく、やりたくなる理由を作ることですね。

加藤その人自身が自発的にやる。

三木谷そうです。人を動かすテクニックはいろいろありますが、一番効果的なのは、みんなが勝手に走りたくなるような楽しい環境を作ることかな。”楽しい”っていうのは緩いってことじゃなくて、エキサイティングしながら物事を達成していくイメージですね。

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