残暑も軽やかにこなす
シャツブランドのシャツ仕立てジャケット
マテウッチィ
MATTEUCCIのシャツジャケット

軽薄ではなく薄軽と呼ぶべし
1939年創業の名門シャツメーカーであるCIT。そこから派生したチット・ラグジュアリーが、昨季からブランド名を一新し現名に。茶系のマイロチェックのシャツ生地を採用し、マニカカミーチャの袖付けに。それでいてジャケット然としたシャープな肩の立体感は要注目。4万2000円(トレメッツォ)



見た目も着心地も柔(ニュー)なジャケットが秋の救世主
クールビズで加速した機能的セットアップやスニーカー通勤等の快適な仕事着を追求する流れは秋冬も継続しそうだ。今季主軸と言える、新素材や革新的な仕立てといった工夫が凝らされた柔らかなジャケットをM.E.は敬愛して「柔(ニュー)ジャケット」と命名したい。
明らかにカジュアル着に見えるものは、柔ジャケットにあらず。適度なフィット感で、シルエットが美しく見えるもの、そしてジャージーやニットなど柔らかな素材であっても滑らかさやきめ細かさがありきちんと感を漂わせるもの。今季はそこへ薄さが加わったり、質感のクオリティが高まるなど人気ブランドも鎬しのぎを削ってクラシック見えする柔ジャケットを発信。今季の売れ筋に注目して見ていこう。
[MEN’S EX 2018年9月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)