【解説イラスト付き】パンツの変遷を見れば、トラッドの変遷が丸分かり!

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イラストで振り返るPANTS HISTORY

イラストで振り返るPANTS HISTORY


時代は移ってもトラッドへの目線は失われない



[MEN’S EX2018年05月号の記事を再構成]
撮影/片桐史郎(TROLLEY)、若林武志、岡田ナツ子、長尾真志、村上 健、杉山節夫、大泉省吾、田中新一郎八田政玄、武蔵俊介、久保田彩子 スタイリング/武内雅英(CODE)、宮崎 司(CODE)、佐々木 誠 構成・文/伊澤一臣、宮嶋将良(POW-DER)取材・文/安藤菜穂子、酒向充英 文/長崎義紹(paragraph)、中河由起恵(paragraph)、吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、安岡将文、池田保行(04)、礒村真介 イラスト/越井 隆、谷本ヨーコ 撮影協力/七彩、新宿パークタワー、パークハイアット東京、リュド・ヴィンテージ目白

<strong>1960年代〜'70年代初頭</strong><br /><span style='font-size:1.2em;'><strong>アイビースタイル期</strong></span><br />VANヂャケットが火付け役になり、戦後初めて生まれたメンズファッションの潮流。ボックス型のジャケットに裾にかけてテーパードする「パイプトステム」というパンツシルエットが特徴。裾幅細め+踝丈が主流だった。

1960年代〜'70年代初頭
アイビースタイル期
VANヂャケットが火付け役になり、戦後初めて生まれたメンズファッションの潮流。ボックス型のジャケットに裾にかけてテーパードする「パイプトステム」というパンツシルエットが特徴。裾幅細め+踝丈が主流だった。

<strong>1970年代初頭〜'80年代半ば</strong><br /><span style='font-size:1.2em;'><strong>コンチネンタルスーツ期</strong></span><br />ヨーロッパのデザイナーズブランドが作るテーラードスーツスタイル。エレガントなデザインは1920 〜 '30年代の英国トラッドを髣髴とさせる。ハイウエスト、2プリーツ、ベルトレスのバギーパンツが特徴として挙げられる。

1970年代初頭〜'80年代半ば
コンチネンタルスーツ期
ヨーロッパのデザイナーズブランドが作るテーラードスーツスタイル。エレガントなデザインは1920 〜 '30年代の英国トラッドを髣髴とさせる。ハイウエスト、2プリーツ、ベルトレスのバギーパンツが特徴として挙げられる。

<strong>1980年代半ば〜'90年代半ば</strong><br /><span style='font-size:1.2em;'><strong>ミラノモーダ期</strong></span><br />アルマーニ、ヴェルサーチ、ジャンフランコ・フェレなどミラノの「3G」デザイナーズブランドにより、ドレープ感ある生地のソフトスーツシルエットが流行。パンツの特徴は2プリーツ、ノークリースでベルトは必須。

1980年代半ば〜'90年代半ば
ミラノモーダ期
アルマーニ、ヴェルサーチ、ジャンフランコ・フェレなどミラノの「3G」デザイナーズブランドにより、ドレープ感ある生地のソフトスーツシルエットが流行。パンツの特徴は2プリーツ、ノークリースでベルトは必須。

<strong>1990年代半ば〜2000年代初頭</strong><br /><span style='font-size:1.2em;'><strong>クラシコイタリア期</strong></span><br />1986年にイタリア最高峰のブランドが結成した「クラシコイタリア協会」を軸とした、英国トラッドをベースにした伊のスーツスタイルが隆盛。バギーではないが、ゆったりしたストレートな2プリーツパンツが多い。

1990年代半ば〜2000年代初頭
クラシコイタリア期
1986年にイタリア最高峰のブランドが結成した「クラシコイタリア協会」を軸とした、英国トラッドをベースにした伊のスーツスタイルが隆盛。バギーではないが、ゆったりしたストレートな2プリーツパンツが多い。

<strong>2000年代初頭〜2015年頃</strong><br /><span style='font-size:1.2em;'><strong>スーパースリム期</strong></span><br />クラシコイタリアブランドの下請けから独立した「ファクトリーブランド」のコンパクトなシルエットが潮流に。全体的に細身で、次第に膝から下が強くテーパードしたスーパースリムのパンツが主流になっていった。

2000年代初頭〜2015年頃
スーパースリム期
クラシコイタリアブランドの下請けから独立した「ファクトリーブランド」のコンパクトなシルエットが潮流に。全体的に細身で、次第に膝から下が強くテーパードしたスーパースリムのパンツが主流になっていった。

<strong>2015年頃〜現在</strong><br /><span style='font-size:1.2em;'><strong>クラシック復権期</strong></span><br />かつての細身のスーツシルエットにゆとりが生まれ、1920 〜 '30年代の英国トラッドを感じさせるスタイルに。パンツはワタリにゆとりがあり、膝下からテーパードするややキャロット型でベルトレス、2プリーツが特徴。

2015年頃〜現在
クラシック復権期
かつての細身のスーツシルエットにゆとりが生まれ、1920 〜 '30年代の英国トラッドを感じさせるスタイルに。パンツはワタリにゆとりがあり、膝下からテーパードするややキャロット型でベルトレス、2プリーツが特徴。

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