EXTRA EXPRESS
今一番気になるアレコレ。
季節感を取り入れたVゾーンは時に遊び心、時にもてなしを表現するのに絶好の要素。「サクラの、いい季節ですね」と会話も弾む、粋な胸元に勝算あり。
1. UNITED ARROWS/ユナイテッドアローズ
ピンク小花の可憐さを質感で程よく抑制
フラワーモチーフの小紋が、一層可憐さを増す。フェミニンになりがちな色柄だが、リネン×シルクによるドライな質感がそれを抑制し、爽やかな印象に。
TEL:03-5772-5501(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)
2. ROBERT FRASER/ロバート フレイザー
紗がかかった発色がビジネスに馴染む
イタリア・コモ産のシルク地。自然なトーンにピンクが馴染んでいるのは、メランジグレーのおかげだけにあらず。白い縦糸が表面に出るように織り上げることで発色を抑え、上品なピンクを表現。
TEL:03-5728-1190(アイネックス)
3. MACKINTOSH LONDON/マッキントッシュ ロンドン
立体的な生地感が光沢をエレガントに
光沢の強いシルク糸を厳選し織り上げた生地は、表情豊かで艶やかなピンク色に。膨らみを持たせた芯地によるドレープ感が、艶に加えて上質な雰囲気を醸し出す。
TEL:0120-340-460(SANYO SHOKAI〈カスタマーサポート〉)
4. LUIGI BORRELLI/ルイジ ボレッリ
ポップなピンクも柄次第でクラシックに
トレンドの英国クラシックにおいて、ペイズリー柄のタイは象徴的存在。特にジャカード織りはその印象を強めるとあって、ピンクのタイも可愛さ転じてクラシック顔になる。
TEL:0120-137-007(バーニーズ ニューヨーク)
5. FAIRFAX/フェアファクス
柔らかくも精悍汎用性の高い注目柄
定番のストライプは、やはり色で春らしさを。イタリアファクトリー製のシルク地は、濃淡ある色みと共に織りでも変化を与える。細く入ったネイビーラインで引き締め効果も。
TEL:03-3497-1281(フェアファクスコレクティブ)
[MEN’S EX 2018年4月号の記事を再構成]
撮影/若林武志 スタイリング/宮崎 司(CODE) 文/安岡将文