JOHN LOBB
ジョン ロブの「ニュークラシック」ライン
従来と同品質で13万円!? 秘密は”革のパーツ数”に
「サステナブル」という言葉をご存じだろうか? 「持続可能な」という意味で、環境や経済などに負担をかけず、未来へ持続する社会を作る意識を指す。しばしばエコ思想とともに使われる言葉だ。ジョン ロブもこれを理念に掲げているが、その実現として魅惑的な新作が登場した。
この新作、素材も製法も木型も、すべて従来と同品質。が、価格は大幅に手頃なのだ! 秘密は、革のパーツ数にあり。通常ジョン ロブはひとつのパーツを大きくとり、接ぎを極力減らす贅沢な革裁断を行う。すると当然、”余り”の革が多く出るわけだが、新作は従来より小さく革を裁断し、パーツ数を多くすることでロスを削減。結果、価格も手頃になったというわけだ。初めてのジョン ロブとしても最適な、費用対効果抜群の傑作だ。
シンプルに見えて”語りどころ”も
全4型で展開するニュークラシックライン。一見シンプルだが、左右で革の重ね方を違えて縫製する「オーバーラッピング製法」がさりげない遊び心を表現している(下写真)。技術的にも困難な仕立てのため、”語れる”ポイントのひとつになっている。上3足は定番木型の「7000」、ローファーはシャープなフォルムの「0215」を採用。各13万円
お問い合わせ先
ジョン ロブ ジャパン
TEL:03-6267-6010
http://www.johnlobb.com/jp/
[MEN’S EX 2017年7月号の記事を再構成]
撮影/若林武志 文/小曽根広光(MEN’S EX編集部)