F.P.ジュルヌの新作クロノグラフに会いにモントル・ジュルヌ社へ【時計王・松山 猛の2018ジュネーブ】

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ジュネーブ取材 DAY 2



市内のモントル・ジュルヌ社へ

F.P.ジュルヌの最新作は、大型の日付表示を持つ「クロノグラフ・モノプッシャー ラトラパンテ」だ。赤みがかった18Kローズゴールド、プラチナ950、そしてグレード5のチタニウムという3種類のケース素材が用意されていて、それぞれの好みで選べるようになっている。

ラトラパンテ機構というのは、クロノグラフの針が2重になっていて、クラッチによってそのうちの1本の針を停止させることにより、2つの異なる時間の進行を計測できるクロノグラフ機構だ。その機能を使えば、陸上の短距離走やカーレースなどで1、2着を測ることができるわけだ。

クロノグラフ・モノプッシャー ラトラパンテ
関連記事:孤高の天才時計師F.P.ジュルヌ氏、スポーティなクロノで新境地へ【2018新作】


モノプッシャーと謳っているのは、一般的なラトラパンテ・クロノグラフは、ラトラパンテ機構の操作のためのプッシュボタンが、ケースの左側にあるのだが、モノプッシャーではその第三のプッシュボタンが、リュウズを貫通するように備えられているもので、見た目もスッキリしているうえ、操作がしやすいのだ。

ジュルヌ氏自ら新作について語る(写真8枚)

F.P.ジュルヌ氏と時計王・松山猛氏
F.P.ジュルヌ氏とは、SIHHの会場でもばったり出会った。


Profile
松山 猛 Takeshi Matsuyama
1946年京都生まれ。作家、作詞家、編集者。MEN’S EX本誌創刊以前の1980年代からスイス機械式時計のもの作りに注目し、取材、評論を続ける。SIHHは初回から欠かさず取材を重ね、今年で28回目。



撮影/岸田克法 文/松山 猛

F.P.ジュルヌ氏。新作を作り上げるまでの思いや意図を自ら語ってくれた。

F.P.ジュルヌ氏。新作を作り上げるまでの思いや意図を自ら語ってくれた。

腕にはお気に入りという18Kローズゴールド製の「クロノグラフ・モノプッシャー ラトラパンテ」。

腕にはお気に入りという18Kローズゴールド製の「クロノグラフ・モノプッシャー ラトラパンテ」。

取材は今年も、ジュネーブ市内にあるモントル・ジュルヌ社のショールームで行われた。

取材は今年も、ジュネーブ市内にあるモントル・ジュルヌ社のショールームで行われた。

大きなクロック、細密な天井画、工作機械などがあって、いつ訪れても居心地のいい空間。

大きなクロック、細密な天井画、工作機械などがあって、いつ訪れても居心地のいい空間。

もちろん、新作「クロノグラフ・モノプッシャー ラトラパンテ」の展示も。

もちろん、新作「クロノグラフ・モノプッシャー ラトラパンテ」の展示も。

こちらはSIHH会場内のブースで、L'ELEGANTE BY F.P.JOURNEとして出展となった。

こちらはSIHH会場内のブースで、L'ELEGANTE BY F.P.JOURNEとして出展となった。

ショーケースの新作。ジュルヌ氏が開発した、女性向けのエレクトロメカニカル・ウォッチだ。

ショーケースの新作。ジュルヌ氏が開発した、女性向けのエレクトロメカニカル・ウォッチだ。

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