最高に”いい趣味”ならアナログに限る
■デノン DP-1300MKII
天然木の突板仕上げが至高の嗜好を呼ぶ
直径331mmのアルミダイキャストターンテーブルを採用し、ハウリング特性を高めた同社のハイエンド機。幅490×高さ178×奥行き400mm。20万円(デノン・マランツ・D&Mインポートオーディオお客様相談センター)
ウェルカム&カムバック、麗しきレコードの世界へ
耳が早い人なら、すでにご存じかもしれないが、今、アナログレコードがちょっとしたブームだ。いわゆるLP盤の製造枚数は右肩上がりで、ネットワーク音楽のカウンターとしてなかなかの盛り上がりを見せている。
CD全盛の時代から、アナログならではの温かみのある音には根強いファンが多かった。でも、ターンテーブル(再生用プレーヤー)のある自宅でしか聴けないし、実際に盤というモノを買う必要があるのは、この時代なかなかに手間。反面、買ったレコードはモノとして孫・子の代まで残せるし、大判の紙ジャケはインテリアとして趣ありまくり。つまりは最高に趣味性が高い音楽メディアってこと。
だからこそ、再生用ターンテーブルもハイエンドものにこだわるのが、贅沢かつ正しき”趣味”の堪能の姿勢。USBデジタル出力やブルートゥース出力に対応した今どきのモデルを選べば、ターンテーブル一台だけ買い足せば今のオーディオ環境でもしっかり楽しめてしまう。と、意外にお手軽!
話題の新譜がアナログ盤でもリリースされたり、プレーヤー市場も活気づいたりと、アナログに回帰するなら今がまさに好機なのだ。
ハイエンドなターンテーブル 3選
[MEN’S EX 2018年3月号の記事を再構成]
撮影/竹内一将、若林武志、村上 健 構成・文/甘利美緒 文/礒村真介、星野勘太郎、安岡将文 取材協力/小野島 大
※表示価格は税抜き