現金を持って行ってはいけない島へ!? [アマンプロ]vol.3

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男だって楽しみたい! 日常を忘れるプライベートアイランドへ 「アマンプロ」アクティビティ&マナモック島編

干潮時のみ現れる、サンドバーでピクニック!

波の音を聞きながらデイベッドに寝そべり”何もしない”のこそ贅沢なのだろうが、せっかくなのだから、色々と用意されているビーチアクティビティも楽しまない手はない。拠点となるのはビーチクラブ横のシースポーツハットだ。ウィンドサーフィン、ホビーキャットセーリング、レザーボートセーリング、パドルボート、カヤック、シュノーケリングは、朝7時〜夕方5時まで、無料で楽しむことができる。

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ビーチクラブと隣接するシースポーツハットの前。ここからボートを使ったアクティビティやシュノーケリングの拠点になる(季節によっては、島の反対側からの場合もあり)。©Aman

スールー海の珊瑚礁の真ん中にあるこの島は、絶好のダイビングスポットがあちらこちらに。ということで、スキューバダイビングを体験した。ほぼ初心者に近い私だったが、経験豊富なダイバーからキッチリとサポートを受け、ありがちな体験ダイビングでは味わえない世界を体験。

透明すぎる水に鮮やかな魚と圧巻の珊瑚礁、数え切れないほどの海ガメとも遭遇し、アンダーウォーターの世界を満喫した。

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初心者でもコース授業なしで参加できる”ディスカバー・スキュバダイビング・エクスペリエンス”は8500ペソ/1Dive。PADI公認ダイバーなら夕方6時からの”ナイトダイブ”もいい。5500ペソ/1Dive。

ボートをチャーターしたアクティビティも数多く用意している。釣りや、島一周、サンセットやムーンライトクルーズもあるが、是非ともおススメなのが、パマリカン島の南西5kmほどに位置するマナモック島へのツアー。

30分ほどで到着するこの島は、この地域で最も大きいラグーンに囲まれ、カブトガニやマングローブガニの生息地として知られる。3500〜4000人の住人は、ほとんどが漁業、海藻養殖業についていて、昔ながらの生活を続けている。アマンプロができたことで雇用が生まれ、その従業員の70%はこのマナモック島から通っているという。島へはアマンプロからのゲストが訪れる程度で、観光地化はしていない。

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マナモックは山の多い島で、ラグーンに囲まれているため、大きな船は近づくことができない。小さなボートも干潮時の接岸は難しい。居住エリアは島全体の10%程度で、電力供給の時間も限られているという。

“リゾートを楽しみながら、その土地の文化を知り、食事を楽しみ、風景を愛でる”ということをアマンは大切にしている。自然を楽しむリゾートだからこそ、その自然や人と共存共栄することが重要なのだ。それは、このマナモック島へのツアーで強く実感できた。

ゲストのツアーといっても、本当に少人数での見学だ。島には、大きな港があるわけではなく、小さなボートでしか近づけないので、上陸は裾をたくし上げ、水の中を歩いた。自然に極力手を入れることなく、島の人たちとの接触も付かず離れず。島の子供たちが、私たちに手を振りながらも、気にすることなく遊んだり勉強したりしているのが印象に残った。

この島では、わずか30USドルで子供が1年教育を受けられるという。アマンプロでは、これをゲストが寄付できるシステムを作り、地域に貢献できるような取り組みも行っているのだ。

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信号がなければ、クルマもない島には、子供が多い。スペイン系の実業家アンドレス・ソリアーノの財団より支援を受け、教育機関は充実している。この島に行く前には、島の暮らしを守るため、「現金を持っていってはいけない」「記念撮影は控えめに」という注意があったが、子供たちは非常に無垢で、明るくフレンドリーに接してくれた。

こんな純粋で美しい島を訪れることができるのも、アマンプロの宿泊者ならでは。

さて、このマナモック島へのツアーとセットになっているのが、”サンドバー”でのピクニックランチだ。マナモック島の沖で干潮になると現れる砂の島”サンドバー”。アマンプロを出るときに用意してくれたお弁当でランチをしたり、写真を撮ったりしていると、あっという間に潮が満ちてきた。ここでシュノーケリングなどもできる。

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最初は広大な砂浜のようなサンドバーは、潮が満ちてくるとどんどん海が近づいてくる。2万4500ペソ〜/4時間。©Aman
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ピクニックランチが付いてくる。6人乗りの船で2万4500ペソ/4時間。

以上、3泊4日アマンプロで見てきたこと、体験してきたこと。女性のイメージが強いアジアンリゾートだが、男でも十分楽しめる。着かず離れずのホスピタリティを味わうプライベートアイランドは、まさに大人のリゾート。ファミリーやパートナーとも周りを気遣うことなく楽しめる。

フィリピンと日本の時差は1時間。帰国後もジェットラグに悩まされることはない(翌日からすぐ仕事に戻れたのはよかったのか、悪かったのだかだけれど……)。まとまった休日の過ごし方に迷ったら、世界観が変わる”アマンマジック”を体験しにいくのもいい。

AMANPULO(アマンプロ)

Pamalican Island, Philippines
TEL:0120-951-125(平日11時〜19時・アマン共通、日本語対応)
www.amanpulo.com

※価格は2017年2月現在のものです。

2024

VOL.341

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