
男の夢である〈英国紳士〉と〈スパイ〉をかけ合わせたアクション映画『キングスマン』の続編。
ロンドンのサヴィル・ロウにある高級テーラー〈キングスマン〉は、どこの国にも属さない独立系スパイ機関。街の不良少年から一人前の諜報員に成長したエグジー(タロン・エガートン)が、前作で殺された師匠ハリー(コリン・ファース)への敬愛を胸に、麻薬組織〈ゴールデン・サークル〉の女ボス、ポピー(ジュリアン・ムーア)と熾烈な戦いを繰り広げる。
本作には、ケンタッキーでバーボンウイスキー蒸留所を経営する同盟組織〈ステイツマン〉が登場。チャニング・テイタムやジェフ・ブリッジスらが演じる米国人諜報 員との、カルチャーギャップを越えての共闘関係が見所だ。また、’50年代アメリカをテーマにカンボジアのジャングルに建設した〈ポピー・ランド〉と、ポピーのサイコパス性とのコントラストも強烈だ。
とはいえ、意外な形で復活するハリーとエグジーの師弟愛が本作の核であることは間違いない。
DATE
『キングスマン:ゴールデン・サークル』
監督・製作・脚本:マシュー・ヴォーン
出演:コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、タロン・エガートン、マーク・ストロング、ハル・ベリー、エルトン・ジョン、チャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス
2018年1月5日、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
関連イベント:代官山 蔦屋書店で青柳師範代、長谷川喜美さんのトークイベントが決定!「キングスマンに学ぶ英国スタイルとは」
[MEN’S EX2018年01月号の記事を再構成]
文/須永貴子、神山典子 構成・文/甘利美緒