「睡眠」にフィーチャーしたユナイテッド航空
「ユナイテッド・ポラリス」、その実力を実体験!
約20年ぶりのニューヨーク行き、旅の始まりは、まず長距離路線の飛行機から。
いつもヨーロッパ出張のときはもちろんエコノミーだから、成田—欧州経由地の12時間を機内で座った状態で過ごすため、首用の枕に腰用の枕と枕は2つ、マスク、着圧ソックスと「機内を少しでも快適に耐え抜くための」装備を持って出向いている。
しかし今回のニューヨーク行き、ユナイテッド航空が2016年12月に満を持してスタートさせた新コンセプトの長距離国際線向けビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」を体験することとなった。
搭乗前のラウンジを経て快適なビジネス機内へ!(写真2枚)
「ポラリス」とは、英語で「北極星」の意。昔から夜空の道しるべとして旅人を導いてきた北極星をイメージして、世界を旅するお客様に「出発から到着まで、機上で最高の睡眠体験」を提供することを目指し、まったく新しい空の旅の象徴として名づけられた。そのため、寝具関連はもちろん、機内食から飲み物、アメニティ、ラウンジなどにさまざまな工夫が凝らされている。
リサーチに1万2000時間以上を費やした結果、ユナイテッド航空が見出したのは、長距離国際線ビジネスクラスの乗客がもっとも優先することは「機内での快適な睡眠」であるということだった。そこで、数百人の顧客や社員の意見、機内プロダクトシュミレーションを経て、100種類以上のプロダクトを比較検証したのち、ユナイテッド航空オリジナルの、極上の寝具が誕生したのだ。
「えっ? パジャマもついているの!?」ということにも驚いた(パジャマは飛行時間が12時間を超えるフライトで提供)。寝具はとにかく大充実。アメリカの老舗高級デパート、サックス・フィフス・アベニューに協力を得たという羽毛布団や軽やかなブランケット、シートのギャップを埋めてくれるベッドパット(マットレス)、コットン100%の極上肌触りのパジャマ、ふっくらした大型枕に加え、クールジェル入り枕もリクエストできるという。
さらに新しいアメニティキットも大充実。アイマスク、ソックス、枕用のスプレーミストにリップクリームまで装備。
これは熟睡できそう!!!(いつもエコノミーでも離陸前から爆睡しているが……)と心躍った私、離陸前からトイレでこのパジャマに速攻着替え、超リラックス状態でNYに向けて飛び立った。