
普段、馴染みの薄い黒タイでしたが、取材先でお会いしたとある業界人の装いを見て購入を決意。黒タイの一番の特徴は、主張の強いジャケットでも合わせやすく、着こなしを引き締めてくれるところ。少々派手なチェックジャケットと合わせても、嫌味がありません。
中でも、ジャーマン・ニットと呼ばれる伸縮性の高いシルクを使用したドレイクスのニットタイは、シルクの光沢とニットのソフトな風合いを存分に楽しめます。
結ぶときにはギュギュー、という絹鳴りがするほど目が詰まった生地。シルクなので、季節を問わず通年使えるところも便利で気に入ってます。
優しいニットの風合いに温かみを感じる

王道のグレーフランネルはもちろん、千鳥格子のスーツとも好相性。冬物なので起毛感があっても、厚地のニットのボリューム感がバランス良く馴染んでくれます。Vゾーンに柔らかさが生まれ、優しい印象を与えてくれる。
商品データ
ドレイクスのニットタイ
1977年に英国で創業。中でも50オンスロイヤルツイルは、各国の政治家にも愛用者の多い名作。しっかりとしたハリがあり立体的な仕上がりのニットタイはドレイクスならでは。1万4000円
(ジャケットリクワイヤード 表参道店 TEL:03-6427-1961)
profile:伊澤一臣
秋らしく気候もよくなり、人を招くのにもよくなってきたパーティシーズン。柄ジャケットの引き締め役として見つけた黒ニットタイを活用すべく、新たな一着を物色中。