

クアラルンプール中心部では「HYBRID-AUTO」で走行。モーターからエンジンへの駆動の切り替わりはとてもスムースで、その逆もまた然り。すでにホテルへの到着は12時を越えていたが、クアラルプール中心街は意外と明るい。電気だけの静かな走りは、なるほど! 深夜の帰宅にふさわしいなと思った次第。唯一の心残りは、トーマスが教えてくれた美味しい屋台に立ち寄れなかったことだった。

エレクトリックパワーを加味しても、ポルシェとしてのスポーツカー性能はもちろん、サルーンとしての快適性も全方位で大きく進化していたパナメーラ ターボ S Eハイブリッド。来年には、初の電動車タイカンを送り出すというポルシェ。モータースポーツで培った最先端の技術と経験を持つポルシェがアプローチするエレクトリックモビリティ技術、その世界観を身近にしたもの、それがE-Performanceなのである。

文/iconic 撮影/ポルシェ アジア パシフィック