なんと6500箇所も改良された新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」の進化を検証する
上位モデルと同等の機能を惜しみなく投入された新型Cクラス
2014年に登場した現行Cクラスがマイナーチェンジした。マイナーチェンジといっても従来モデルに対して変更箇所は6500にも及び、その中身はフルモデルチェンジに匹敵する進化を果たした。
今回のマイナーチェンジで追加されたモデルをチェック!(写真10枚)
今回のマイナーチェンジで追加されたのはセダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレの3ボディバリエーション。ファンの多いAMGモデルはC 43とC 63、C 63 Sがそれぞれのボディタイプに設定された(カブリオレはC 43とC 63 Sのみ)。
中核をなすセダンは1.5L直4エンジンを積むC 180(489万円)と1.5L直4エンジンにモーターアシストを追加したC200(C200)、ディーゼルのC 220 d、そして3種類のAMGモデルが用意された。
ボディサイズは全長4686×全幅1810×全高1442-1445mm。取り回しの良さと快適な車内スペースというバランスの良さは当然健在。
こちらは2Lのディーゼルターボエンジンを搭載したC 220 d ステーションワゴン アヴァンギャルド(602万円)。グレード展開はセダンと同じく、C180、C200、C200d、AMGモデルが設定されている。
カブリオレにはC180(615万円)の他にC 43(1003万円)、C63 S(1483万円)のグレードを設定。オープン時の快適性を高めるエアキャップ、エアスカーフなど評価の高い機能も充実している。
圧倒的な走行性能で代々高い人気を誇るCクラスのAMGモデル。今回のマイナーチェンジでも全ボディバリエーションに設定。エンジン、内外装など多くの専用装備が用意され、Cクラスのポテンシャルをフルに体感できる性能が与えられている。
写真はC 220 dが積む2L直4ディーゼルエンジン。1600-2800回転で最大トルク400Nm(40.8kgf-m)を生み出す。欧州仕様のデータによると燃費性能はC200より3割近く高くなっている。
390psという強力な加速力を生み出す3L V6ツインターボエンジンを搭載した AMG C 43。他にも476psの4L V8ツインターボを積むAMG C 63、同じエンジンで出力を高めた510psのAMG C 63 Sが発売された。