【フェラーリ GTC4ルッソ T×ランニング】
クルマでいったい何しよう♪ 大人の車会見学
場所と時間を選ばずまた道具も気軽に用意できるため競技人口の多いランニング。同じく走ることを前提に作られたフェラーリのスポーツモデルで都心部でのアクティビティに挑んでみた。
遊びに使えるスポーツモデルで都心部でのマラソンに挑む
日本のランニング人口はピーク時には1000万人を超えていた。少し落ち着いたいまでも900万人近くがランニングを楽しんでいるという。たしかに場所や時間を問わず街を気持ちよさそうに走る人をよく見かける。この企画を始めて以来、運動不足を痛感し、基礎体力を上げようともくろむ私としては、道具や場所、時間などすべての条件が気軽にクリアできるランニングは魅力的だ。運動不足解消、ストレス発散、気分転換・・・・・・楽しむ人の目的は様々だろうが、実はどれも自分としては欲しいものばかり。季節もちょうど涼しくなったことだし、今月はランニングをアクティビティに選ぶことにした。
10年ほど前、競技人口が一気に増えた頃から都心部に多くのランニングステーションがオープンした。出勤前や仕事帰りにフラっと立ち寄ってロッカーに預けていたウェアに着替えてランニングを楽しむための施設で、今でも多くが営業している。ウェアのレンタル、レベルに合わせたスクールなども用意されているようだ。自分の住んでいるエリアから行きやすい場所で探したら、ちょうどアシックスが丸の内に新店舗をオープンさせていた。今回は集合が早朝だったためスタート前の利用はできなかったが、シャワーやカフェがあるのは嬉しい。
さて今月の遊びのパートナーには尖ったクルマを選んだ。フェラーリとしては異例のフル4シーターモデルだ。GTC4ルッソ Tと名付けられたこのモデルは、かつてFFと呼ばれたモデルのビッグマイナーチェンジ版であり、2ドアながら実用的な後席とラゲッジルームを備えているのが最大の特徴。背の高いSUVではないので都心部に多い立体駐車場も利用できる。
しかしそこはさすがフェラーリ。単なる実用車で終わっているはずもない。デザインにしてもドライブフィールにしてもオーラの発生度合いは桁外れだ。今回乗ったのはV8ターボモデル。V12モデルと比べると低回転域から太くフラットなトルクを発生するため街中で扱いやすく、なおかつ鼻先が軽いため軽快感も高まっている。前夜に首都高を流したのだが、4人乗りでもフェラーリはやはり非日常への扉だなと思った。ゆっくり走っていてもゾクゾクするし、トンネル内でフル加速しようものならそのエグゾーストノートの反響に鳥肌がたつほどの興奮を味わえる。