価格でも、速さでもない
エグゼクティブがラグジュアリーカーを選ぶ20の理由
高価であること。速いこと。豪華であること。もちろん、それもラグジュアリーカーを形づくる要素だ。
けれど、一台を選ぶ理由はそれだけではない。受け継がれてきた歴史、遠くまで走りたくなる心地よさ、自分だけのために仕立てる愉しみ、名車に宿る希少性や来歴。そして、そのクルマだからこそ出会える特別な体験や文化まで。何を買うかではなく、何を理由に選ぶのか。
エグゼクティブのための、いまのラグジュアリーカー選びを20の視点から考える。
【I】HERITAGE 受け継がれてきた価値から選ぶ
(2)格式は、一朝一夕には生まれない
格式とは、豪華な装備を足せば生まれるものではない。長い時間の中で磨かれ、受け継がれてきたスタイルや思想があってこそ備わるものだ。1970年の誕生以来、悪路を走破する機能と、フォーマルな場にも似合う品格を両立してきたRange Rover。その揺るがない個性こそ、いまなお選ばれる理由になっている。
Range Rover
1970年に誕生した初代レンジローバー。直線的なボディ、大きなガラスエリア、シンプルな造形に、現在まで続くデザインの原点が見える。実用を第一にした機能的な姿が、いまでは独自の品格と存在感として強く映る。
最新世代のレンジローバーは、歴代の特徴を受け継ぎながら、面をすっきりと整えた現代的なデザインへ進化。上質な素材や最新技術を取り込みつつ、華美に見せすぎない佇まいも大きな魅力だ。価格1895万円〜(ランドローバーコール)
選ばれ続けることで、格式は生まれる
レンジローバーが特別なのは、単に高級なSUVだからではない。1970年の誕生以来、悪路を走れる本格的な性能と、都市での上質な乗り味を両立してきた。水平基調のボディやフローティングルーフなど、初代から受け継がれる特徴も多い。さらに英国王室との深い関係も、その存在を象徴する。エリザベス2世をはじめ王室で長く愛用され、ランドローバーは1951年以来ロイヤルワラントを授かってきた。豪華さだけではつくれない品格と、どんな場所にも自然に馴染む懐の深さが、レンジローバーならではの格式をつくっている。
[MEN’S EX Autumn 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み





