時を紡ぐ、日本発ヘリテージホテル
古い建物の記憶を呼び覚まし、古民家を再活用することで、その土地の物語に新たな命を吹き込んだホテルがある。趣のある空間に満ちる歴史の鼓動は、訪れるゲストを特別な旅へと誘う。自分らしい豊かさを静かに味わうひとときが、新時代のラグジュアリーを教えてくれる。
城を望む藩主の邸宅で過ごす至福の刻
NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町[ 愛媛・大洲 ]
歩き、味わい、暮らしに溶け込む
大洲の息吹に触れるまち旅
町の歴史や文化を肌で感じながら滞在できる愛媛県、大洲の宿。ここは、町中に点在する26棟31室の客室がそれぞれ異なる趣と間取りを持ち、木の梁や漆喰の壁、土間や中庭など、時を重ねた建築美が静かに息づいている。
ほかでは味わえない個性豊かな滞在が、まるで町に暮らすような感覚をもたらす。華やかさではなく、“経験の質”を大切にするミドルの旅にふさわしい、心に深く残る滞在である。
町や地域全体をホテルの舞台とする分散型ホテルを提案しているバリューマネージメントの松尾さんによると、「歴史的建造物を再生した客室やレストランが点在するこの宿では、移動そのものが “まちを巡る旅” となります。専用マップやパスポートで、まちの店舗との連携を促し、コンシェルジュが個々のゲストの要望に合わせた滞在を提案。ゲストはまちの一員として過ごすことで、地域全体の活性化にも貢献します。効率性とは違う豊かな時間と世界観に浸る旅を体験していただけます」。
NIPPONIA(ニッポニア)が提案する“分散型ホテル”とは?
ホテル機能を街中に分散させて地域交流を促す
江戸期から残る豪商の邸宅や旧大名家の屋敷、町家を保存・改修し、ラウンジやレストラン等として再活用。チェックイン後は、城下町を歩いて食事やアクティビティを体験するなど、宿泊そのものが「まちを巡る旅」になる。


華やかさや派手さではなく、土地の息づかいや歴史を感じながら、自分らしい豊かさを静かに味わう。さらに、松尾さんはこう続ける。
「地域と宿泊者の新しい関係性を築くことで、旅の体験価値はさらに高まります。これは、全国の歴史ある町や文化資源を未来に継承するため、新たな宿泊の形を創造する挑戦でもあります」。
過去と現在、地域と人々が紡いできた物語のなかで、まるでその一部になったかのように過ごす。心に深く刻まれる、ここでしか体験できない贅沢時間が待っている。

バリューマネジメント 経営企画/宿泊事業ゼネラルマネージャー
松尾諒介さん
NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町
愛媛県大洲市大洲378
TEL/0120-210-289
料金/1室2名利用で1泊1名5万1150円~(税サ込)
滞在時間/IN15時~20時、OUT12時
[MEN’S EX Winter 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)





