未来予想(3)Denim
ヴィンテージの精神を現代の感性で紐解く一本
ヴィンテージデニムへのリスペクトを軸にしながら、シルエットや穿き心地をモダナイズ。時代を超えて愛される普遍性と、今の気分に寄り添う軽やかさを一本に凝縮した、懐古でも流行でもなく “自分らしさ” を表現するデニムを是非、吟味してほしい。
CANTATE(カンタータ)
Denim Tapered Trousers
重ねた時と共に身体に馴染む美しきシルエット ── 松島さん
細部の執念にも似こだわりを貫き、その服づくりが進化し続けるデザイナー、松島 紳さん。クリース入りテーパードで脚線を美しく演出するデニムはまるで上質なウールパンツのよう。
「米国・カリフォルニアのサンフォーキンコットンを岡山県の機屋で時間と手間をかけて丁寧に織り上げた特別なデニムです。リーバイス®505に想を得た美しいテーパードとスラックスの端正さを併せ持ち、ユニオンスペシャルのミシンやTALONファスナーを用いたことで細部も味わい深い雰囲気に。穿き込むほど身体に馴染む、“育てる一本”です」(松島さん)。
デザイナー 松島 紳さん
[MEN’S EX Autumn 2025の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み





