ゆらめく造形美は流体の彫刻さながら【ジョルジオ アルマーニのワイドパンツ】

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知的で素敵なLUXURY LIFE 50の実例

膨大な情報に溢れる現代。経験と知識をどう得て、賢く楽しむか? を、衣食住遊~学・整まで、50の実例に。日常に“光=LUX”を与えてくれる新しい価値観をぜひご覧ください。

[実例15/装]
今こそ見直したいLuxury Basic
ジョルジオ アルマーニのワイドパンツ

ここに紹介するアイテムは、いずれもM.E.がその魅力を繰り返しお伝えしてきた定番ばかり。しかし時代が移れば、いわずと知れた名品にさらなる魅力が見えてくる。そんな視点からお届けする、新説・ラグジュアリーベーシック物語。

GIORGIO ARMANI
ジョルジオ アルマーニのワイドパンツ

ジョルジオ アルマーニのワイドパンツ
28万6000円(ジョルジオ アルマーニ ジャパン)

ゆらめく造形美は流体の彫刻さながらに

テーラリングのフィットに革命をもたらし、世界中に“ソフトスーツ”という一大ムーブメントを生んだジョルジオ アルマーニ。しかしその本質は決して、伝統的フィッティングの破壊ではなかった。肩先は落ち、身頃が大きくたわむほどゆったりとしていても、要所はしっかり身体に沿っていたのだ。数多のフォロワーがいくら形を真似ても、決して本家の佇まいを再現できなかった要因のひとつがここにある。そしてこの事実は、オーバーサイズ全盛の今こそ重要な示唆をもつものだ。ここで左のワイドパンツを見てほしい。太いワタリに2プリーツ、たっぷりとしたドレープ感。これに一見似たシルエットは、今なら簡単に見つかるだろう。しかし実際脚を通すと、まったくの別物であることに気づくはずだ。巷のルーズフィットとは一線を画す、アルマーニならではの“ジャストフィット”が体現されているのである。風にゆらめきつつ、人体の美しさを引き立てる唯一無二のシルエット。それはさながら、流体でできた彫刻と形容すべき造形美を描き出している。

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[MEN’S EX Summer 2025の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み
  

2025

VOL.346

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