知的で素敵なLUXURY LIFE 50の実例
膨大な情報に溢れる現代。経験と知識をどう得て、賢く楽しむか? を、衣食住遊~学・整まで、50の実例に。日常に“光=LUX”を与えてくれる新しい価値観をぜひご覧ください。
[実例02/装]
デニムに着込んだドレスシャツ。これが大人カジュアルの究極だ

究極のベーシック・カジュアルウェアであるデニム。それゆえに何を選び、どう着こなせば周りと差別化できるのかと頭を悩ませている方も多いだろう。しかし本誌としては、大人だからこそあれこれ策を弄するのは卒業すべし、と提言したい。今までの経験値を総動員して、“究極の普通”に挑んでほしいと願うのである。とあれば、選ぶべきデニムは超王道のアメリカンジーンズ。外連味を一切感じさせない潔さは、過去ファッションに本気で向き合ってきた大人こそ新鮮に感じられるはずだ。
では、そんな王道デニムに何を合わせるか。ここでペコラ銀座 佐藤さんの言葉をご紹介したい。「いいドレスシャツは、くたびれても味がある。もう仕事には厳しいかなというくらい着込んだら、それを休日にサラッと着るのもオツなんですよね」これぞ、デニムと合わせて“究極の普通”を表現できる一着ではなかろうか。円熟した大人に衒いはいらない。必要なのは、魅せる余裕だ。

LEVIS® VINTAGE CLOTHING
1954年当時の「501ZXX」を再現。“Z”はジッパーフライを意味している。アメリカンジーンズらしい骨太さを基調としつつ、程よく細身のテーパードシルエットを採用しているのが特徴だ。生地はカイハラ製の14.1オンス。4万1800円/リーバイス® ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン)

[実例03/装]
シンプルだからこそ、違いは足元に出る

スニーカーではなくローファー。それもスラリと細身なドレス系の一足が、究極に普通なデニムスタイルの足元に最適な選択だ。そして、淡色ソックスでひと匙の華を。超シンプルゆえに、その微差は際立つだろう。

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[MEN’S EX Summer 2025の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
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