クールビズ スーツの決定版!
いい大人が着るべきセットアップは、ちゃんとウールでNOシャカシャカ
流行りの機能素材を用いたセットアップスーツで、春夏の仕事を快適にこなしたいと考える人も多いことだろう。しかし、ある程度の年齢を重ね、社会的立場のあるミドルエイジが、快適さと引き換えに見映えを犠牲にしてしまって良いものだろうか?
伸縮性や速乾性など機能性を持たせた化学繊維生地は確かに快適ではある。しかし、ビジネスシーンにおいてスポーティすぎる生地は、大人っぽさに欠けてしまうのではないかとM.E.は考える。やはり、いい大人は生地の風合いや質感にもこだわるべきだ。
そこでご提案したいのが、ウールが使われ天然素材の風合いを湛えるセットアップ。気温が上昇し、汗ばむ時季には袖裏が腕にまとわりついて不快だから、袖裏なしが快適だ。令和のクールビズに最適な一着と、その選び方をご紹介しよう。
BOGLIOLI(ボリオリ)

軽快なアンコン仕様が人気のエンプティジャケットにドローコードパンツが付いたセットアップスーツ。ウール+ポリエステルにポリウレタンを混紡した目付け245gの生地が軽やかな着心地を実現する。ドライタッチな平織り生地は、ウールならではの上品な光沢を保ちながらも、ストレッチ性があり快適。背面にシャーリングが施されたワンプリーツパンツも快適な動きをサポートしつつ、上品さを演出する。17万6000円(アマン)


他にもある!
いい大人のセットアップ選びの重要項目

背抜き仕立て
背中の裏地を省き通気性を確保しておけば、蒸し暑い季節でも快適に過ごせる。さらに、背裏がないぶん、軽やかな着用感を味わえるのもポイントだ。

汗でへばりつかない袖裏なし
これから汗ばむ季節を迎えると、ジャケットのインナーには半袖を合わせるシーンが増える。そんな時にこそ、袖裏によるベタ付きがなければ、より快適に過ごせる。

ドローコードは内側
ウエストを紐で締められるドローコードは、内側に引き抜いて隠せる仕様がベスト。ベルトループが付く仕様のモノであれば、通常のスラックスとしても問題なく使える。
[MEN’S EX Spring 2025の記事を再構成]
※表示価格は税込み