本格時計(ラグジュアリーウォッチ)とともに考える
社会貢献の新たなかたち
世界中の企業で“作る責任”が問われるなか、ラグジュアリーウォッチメゾンも本格時計と社会・環境問題とのかかわりについて真剣に考えています。文化の継承や途上国の産業支援、海洋保全などのさまざまな取り組みや、それによって生まれた時計をご紹介しよう。
Hublot(ウブロ)
「アンティキティラ」の沈没船の発掘と研究
歴史のミステリーに満ちたオーパーツ(その時代にあるはずのない産物)の一つ“アンティキティラ島の機械”。紀元前2世紀頃のものと考えられている太陽系儀で、古代人が発明した最初のコンピュータともいわれている。

この機械が発掘されたのは、ギリシャのアンティキティラ島近海に沈没していた船の中。1901年に初めて発見されてから度々発掘が試みられてきたが、そこにはまだまだ遺物が眠っている可能性があった。

そんな沈没船の謎に2014年から挑み続けているのが、「ウブロ エクスプロレーション」というチーム。多くの専門家と先端技術を結集し、10年間で船体の大部分を回収することに成功した。

時の魅力を伝えるブランドの情熱が、今まさに深い歴史の神秘を解き明かそうとしている。


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[MEN’S EX Spring 2025の記事を再構成]
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