
スーツの胸元が簡単に決まる配色といえば、イタリア人がよく言う「アズーロ エ マローネ」の組み合わせ。これはイタリア語で「紺×茶」を意味し、スーツのベースカラーを紺または茶にして、合わせるシャツやネクタイにその逆の茶または紺を入れるとバランスがよくまとまるというもの。紺無地、茶無地同士ならもっとも簡単だが、柄モノでもこの配色パターンを応用すれば、さらに洒落度をあげながら美しい色合わせが完成する。たとえば、写真のようなネイビーチェックのスーツに同系ブルーストライプシャツ×茶のネクタイという組み合わせも、見た目の馴染みはバッチリ。スーツとシャツで2柄を使っているので、この場合ネクタイは茶無地で落ち着かせよう。(2019年4月号掲載)
スーツ・ジャケット:イセタンメンズシャツ:ボリエッロ
タイ:フランチェスコ マリーノ