ファッションとしてはもちろん、確かな品質も備えた本格眼鏡。鯖江の老舗から世界の有名メゾンまで圧巻の1000本以上の最新フレームを1冊に網羅した『本格眼鏡大全 2024』が発売中。その中身を一部ピックアップしてご紹介する。
BOSTON CLUB(ボストンクラブ)
鯖江の老舗メーカーによるネオトラッドなデザイン
今から40年前の1984年、福井県鯖江市でボストンクラブは創業した。同社は機能的なアイウェアを追求するジャポニスムや、レディースのベセペセなどを手掛ける老舗メーカーで、創業当時には自社の名前を冠したオリジナルブランドを製造していた。そして、約40年にわたって大切に保管されていた金型や図面などを利用し、2013年に新たなブランドとして始動したのが現在のボストンクラブだ。
フレームは過去のアーカイブを活用しながら、新たなジャパニーズ・トラディショナルを提案している。たとえば、今ではほとんど見かけなくなったセル巻きや、彫金模様のフレームなど。当時の若者の間で流行していた、少しルーズでレトロな面影があるアイウェアを、今のスタイリングにも馴染むよう、サイズ感や薄さを調整してモダナイズしている。それも単にアーカイブを焼き直すのではなく、現代のエッセンスを取り込み、鯖江の高い技術で再構築しているのだ。加えて、金型などを再利用することでコストダウンし、高品質で2〜3万円台というリーズナブルな価格を実現させた。
今のファッションとリンクしたネオトラッドな眼鏡を提案し、品質が高くて良心プライスも実現するボストンクラブ。コスパが非常に高い本格眼鏡ブランドだ。
BOSTON CLUB(ボストンクラブ)
BRAND INFO
創業年/2013年
創業者/小松原一身
現在地/日本
問い合わせ先/GLOSS GINZA
TEL:03-5579-9890
ブランドの特徴
1. 約40年前のアーカイブを再利用してデザイン
2. 今のファッションにハマるトラッドなスタイル
3. 鯖江産で品質は高く良心的プライスも実現
トレンドに左右されない普遍性
ボストンクラブは、古きをたずねて新しい作品を創り上げ、流行に左右されない長く使える普遍的なデザインを生み出す。鯖江の老舗だからこそ実現できた高い品質とコスパも魅力。